スーツとデートとそのあとの

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スーツとデートとそのあとの

発売日: 2026/06/12 | 著者: こにこに | 216P

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桃香

「スーツとデートとそのあと」ってタイトルだけで、もう胸がときめくわね。仕事中もぴりっとした緊張感と、デートの甘い時間。大人の女性にはたまらない組み合わせだわ。

大人の恋愛と日常のスイッチングが生む、じわじわと甘い焦燥感

社内で相思相愛のカップル、佐伯志保と後藤佑。同じオフィスにいるときはプロフェッショナルな顔を保っていても、ふとした瞬間に恋愛モードが顔をのぞかせる。特に佐伯は仕事中にもかかわらず、後藤にムラムラと襲いかかってしまう衝動を抑えられない。そんな彼女に対し、後藤はあくまでブライベートと仕事の線引きを守ろうとする。この「引っ張る彼女」と「引かれる彼」の緊張感が、じわじわと効いてくる心地よさを生んでいるのよね。

1話では、佐伯が後藤の上司になってしまい、困惑する彼をよそに自宅デートで一緒にお風呂に入る展開。官能的な雰囲気でありながら、どこかほっこりとした優しさが漂う。2話では営業会議の場で、まさかの展開に──仕事の真剣な空気が一転するギャップが、大人のラブコメならではの魅力だ。3話の男子会で見せる後藤の意外な一面も、彼の人間味を感じさせてくれるポイント。4話のデートで佐伯が後藤に迷惑をかけてばかりの中、彼が放つ「 」という一言には、思わず胸が締め付けられる。

そして5話、初めてのラブホテル。後藤がドキドキしながらも、佐伯がぐいぐいと押し付ける着衣プレイ。甘やかでありながら、一歩踏み込んだ大人の遊び心が画面からあふれている。それぞれの話が短編で区切られながらも、積み重なる感情がじわじわと心を温めてくれる作品だわ。

桃香

佐伯の積極性に最初は戸惑う後藤だけど、実は彼の中にもちゃんと佐伯への想いが溢れてる。彼が佐伯を傷つけないように言葉を選ぶ様子が、もう本当に愛おしいのよ。

キャラクターが描く「大人の恋愛」と「距離感の絶妙さ」

佐伯志保は、仕事も恋愛も全力投球な女性。後藤への想いを抑えきれず、会議中でも頭の中は彼でいっぱいになる。その行動力は時にコミカルで、時にドキッとさせる。でも、そこに嫌らしさはなく、恋に生きる女の真っすぐな可愛らしさがある。対する後藤佑は、冷静沈着なビジネスマン。仕事とプライベートを分けたい現実主義者でありながら、佐伯の積極性に流される優しさと、本当は彼女を大事にしたいという気持ちがにじみ出ている。

この二人の関係性は、まさに「引っ張り合う大人の恋」。彼女がぐいぐい来るからこそ、彼がその奔放さを受け止める度量の大きさを見せてくれる。そして、彼がふと見せる優しい言葉が、佐伯の心をさらに揺さぶる。あらすじで描かれている「そんなこと言う人にはこうですよ」という佐伯の仕返しにも、二人の信頼関係が感じられるわ。

会議や仕事の場面ではきちんとオンとオフを切り替えなければならない。その難しさと、それでも止められない恋心のせめぎ合いが、リアルな大人の恋愛を描き出している。特に営業会議で「思わぬ展開」になる2話では、二人の恋愛バランスがどう崩れるのか、想像するだけで胸が高鳴る。

桃香

特に会議の場でのハプニングや、デートで迷惑かけちゃう佐伯に、後藤が放つ言葉が泣けるのよね。仕事と恋愛を両立しようとする二人の試行錯誤が、まるで自分の恋愛を思い出させるみたい。

見どころ

  • 大人の着衣プレイと官能の絶妙な加減:ホテルでのシーンやお風呂の場面は、過激になりすぎず、それでいて大人の色っぽさがにじむ。比喩的に描かれる官能が、読む人の想像力をかき立てるの。
  • 仕事と恋愛のスイッチングが生むリアルな共感:オフィスで真剣な顔をしている二人が、ふとした瞬間に恋人の顔を見せるギャップ。同じ会社で働くカップルとして「あるある」な気恥ずかしさとときめきが詰まっている。
  • 「引く」彼と「引っ張る」彼女のラブコメバランス:後藤の冷静さと、佐伯の情熱がぶつかり合う様子は、笑いとドキドキを同時に味わえる。特に男子会で見せる後藤の意外な姿は、彼の新たな魅力を引き出している。

こんな人におすすめ

  • ✅ 仕事中にこっそり片思いを楽しみたい、大人のラブコメ好きな方
  • ✅ オフィスラブにリアリティを求めつつ、ほっこり甘い展開も欲しい方
  • ✅ 積極的ヒロインと控えめヒーローの関係性に萌える方
桃香

子供が寝静まった後、ひとりこっそり読むにはぴったりな作品よ。甘くて切なくて、でも優しさがじわじわ広がる。佐伯と後藤の二人が、どんなデートを重ね、また仕事の顔に戻るのか。その繰り返しに、大人の恋愛の本当の豊かさを感じるの。これはもう、深夜の至福タイムに欠かせない一冊ね。
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