あの夜をまだ夢に見る(6)

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あの夜をまだ夢に見る(6)

発売日: 2026/06/16 | 著者: Pilmyeong / Nabit | 出版社: Mr.Blue | レーベル: YuccaYellow | 22P

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紫苑

この6巻、一気に引きずり込まれましたね。再会の仕掛けがあまりに巧妙で、もう逃げ場を塞がれた瑞稀の焦りが手に取るようです。

逃れられない偶然の同居が暴く、あの夜の真実

大学の先輩・船橋聖也に密かに恋をしていた岸瑞稀。過去に襲われかけた場面を聖也に助けられ、「なんでもやる」と告げた彼の純粋な想いが、優しい諭しによってさらに深く刻まれます。

ある飲み会の後、酔った瑞稀は聖也の家で一夜を共にしますが、翌朝の後悔と混乱から大学を休学。バイトに明け暮れる日々を選びます。そんな中、自宅の改修工事で住む場所を失い、オーナーの紹介で「知り合いの学生」の家に間借りすることに。そこにいたのは、瑞稀が必死に避けていた聖也その人でした。

紫苑

「なんでもやる」という言葉の重みを、聖也がどう受け止めたのか。その伏線が回収される瞬間が待ちきれません。

優しい拒絶が生んだ、一途な恋心の深化

聖也が「無闇になんでもやるという言葉を使うな」と諭したシーンは、瑞稀の恋心に決定的な影響を与えました。自分の弱さを曝け出した先輩の気遣いに、彼の優しさの本質を見抜いた瞬間。この関係性のスタートが、後の避ける行動や同居の緊張感にどう繋がるのか、細かな心情描写に注目です。

偶然か必然か、同居がもたらす感情の再燃

避けていた相手とまさかの一つ屋根の下。この設定が物語に絶妙な焦燥感と親密さをもたらします。あの夜の記憶を抱えながら、聖也の複雑な心境が徐々に露わになる展開は、読者の胸を締め付けずにはいられません。二人の距離感が、日常の些細な動作や視線に滲むところが、この作品の醍醐味と言えるでしょう。

紫苑

同人作品の奥深さに通じる、丁寧な感情の積み重ね。特に聖也の隠された想いがどう描かれるのか、分析せずにはいられません。この先の展開が楽しみで仕方ない、渾身の一冊です。

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