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家族への愛と、絶対的な信頼——最高の条件付き同棲解消
TL好きとして長年いろんな作品を読んできた私だけど、この『ふしだらな恋をしよう』続刊、冒頭からぶっ飛びました。高校時代にすれ違った二人が十年越しに再会し、ようやく結ばれた図書館司書の鴨田透子と、一ノ瀬グループ御曹司の一ノ瀬航。
両親から交際を認められて結婚へ向けて歩み始めた矢先、透子は父との時間を大切にするために、一度同棲を解消して実家へ戻る決意をするんです。ここで普通の御曹司キャラなら「なんでだよ!」って拗ねるところじゃないですか?でも航は違う。彼女の家族想いの気持ちを理解し、むしろ全力で送り出す。この器の大きさよ…!
離れて暮らしながらも愛を育み、少しずつ結婚への準備を進める透子と航。距離ができたことでむしろ燃え上がる愛情とか、行間に滲む互いを想う気持ちの描写がたまらないんです。
図書館に現れる不審な影——透子を揺らす新たな波紋
そんな幸せムード一色かと思いきや、透子が働く図書館に最近ある男性利用者が毎日のように姿を見せるようになるんです。館長や同僚は透子目当てのストーカーではないかと心配するものの、透子本人は半信半疑。同棲解消直後の航を余計に不安にさせたくないという思いから、このことを胸の内にしまっておくことにします。
この「大切な人だからこそ言えない」という心理描写がもう、リアルすぎて切ない…!読んでいるこちらとしては「早く航に相談して!」って叫びたくなるし、でも透子の気持ちも痛いほど分かる。このもどかしさが物語に絶妙な緊張感を与えているんです。
揺るがない一途な愛——離れていても変わらぬ想い
とはいえ、この作品の根底にあるのはやっぱり「一途な溺愛」。透子と航の間には物理的な距離ができても、お互いを想う気持ちはむしろ深まっていく。航の透子に対する変わらぬ愛情表現とか、透子が航のためにもっと素敵な自分になりたいと奮闘する姿とか、そういう一つひとつの描写が甘くて胸がときめくんです。
御曹司×地味系女子という王道設定に、家族愛と自立、そして見えない不安要素が加わることで、ただの甘々展開じゃ終わらない深みが生まれている。こんなの、読むしかないでしょ!
