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不毛な片思いに終止符を打った先で待っていた、まさかの結末
年老いた地主の第五夫人になる未来を嫌い、わずかな神聖力だけを頼りに帝都の神殿へ飛び込んだフィーナ。彼女が見習い聖女として仕えることになったのは、聖騎士団長であり次期公爵でもあるルキウス。浄化セックスで子を成せば聖女に昇格し、望まぬ結婚から逃れられる——そう信じて彼に奉仕する日々が始まります。
しかし、聖職者同士の恋愛は固く禁じられています。三年という任期の間に、フィーナはルキウスに惹かれていく自分の心を止められず、それでも彼の要望にはすべて応える「言いなり見習い聖女」を演じ続けます。そんな中、夜会でルキウスに婚約者がいることを知ってしまい、傷心のまま故郷へと逃げ帰ることに。不毛な片思いに見切りをつけて見合いを受けた彼女の前に現れたのは、花束を抱えたルキウスその人だったのです。
従順な仮面の裏に隠された、ふたりの不器用な真実
フィーナは「外」から来た茶髪茶色の目の見習い聖女。神殿育ちの金髪碧眼の聖女たちの中で浮いた存在ですが、何事にも一生懸命な彼女の姿勢がルキウスの心を動かしていきます。一方のルキウスは、公爵と元聖女の間に生まれた金髪青い目の美青年。非常に強い魔力と神聖力の両方を持つ稀有な存在でありながら、どっちつかずの状態に苦い思いを抱えてきました。
ルキウスがフィーナを見習い聖女に指名したのは、浮世離れした神殿育ちの母とは違い、「外」で暮らした経験を持つ彼女に惹かれたから。さらに、神聖力に差があるため子どもができにくいという点も、当初の希望に叶っていました。しかし、触れ合ううちに彼は「妻に欲しい」と願うようになり、彼女が身につける蛇の指輪が呪具であることに気づきます。愛の言葉を伝えられないもどかしさと、過去の負い目から「気がすむようにここを使って」と煽るフィーナに、ルキウスはイライラとムラムラを同時に募らせていくのです。
見どころ
- 誤解とすれ違いが生む、執着の深まり:ルキウスを婚約者がいると誤解したフィーナが、傷心のまま故郷へ逃げ帰る——この「逃げ」が、むしろルキウスの執着を加速させます。普段は従順なフィーナが自ら去ったことで、彼の内に秘めた独占欲が爆発する展開に胸が熱くなります。
- 呪具が阻む真実の愛:フィーナが身につける蛇の指輪は、実は妊娠を妨げる呪具。ルキウスが真実に気づき、その障害をどう乗り越えるのかというプロセスが、単なるエロティシズムに深みを与えています。言葉にできない想いが、行為そのものに昇華されていく様子はまさに大人の恋愛。
- 「いいなり」から「対等」へ至る関係性の変化:最初はルキウスの要望にすべて応える言いなり聖女だったフィーナが、誤解を経て、最後には花束を抱えたルキウスからのプロポーズを受ける。この関係性の逆転劇が、読者の心を掴んで離しません。
こんな人におすすめ
- ✅ 身分差+ファンタジー設定のTLにどっぷり浸かりたい方
- ✅ 「執着攻め」×「健気ヒロイン」の組み合わせが大好物な方
- ✅ 聖職者同士の禁断の恋愛という背徳感にときめく方
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