Endroll Diary Extra:BL

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Endroll Diary Extra:BL

発売日: 2026/07/06 | 著者: おとの | サークル: ぱんぷきん堂 | 182P

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紫苑

吸血鬼兄弟の恋愛もの……しかも「超溺愛する兄」と「素直じゃない弟」。この一文だけで、もう関係性の重みが透けて見える。これは期待を裏切らないやつですね。

禁断の甘美さ——血と執着が紡ぐ兄弟の絆

本作は、あるファンタジー作品「Endroll Diary」に登場する吸血鬼の兄弟に焦点を当てた、作者ご本人によるBLシリーズの総集編です。弟をとことん溺愛する兄と、素直になりきれない弟の関係性が、全182ページにわたって丁寧に描かれています。

2020年から2025年にかけて同人誌として発行された1〜6話を収録しており、カラー表紙や巻末あとがき、一部加筆も施された完全版といえるでしょう。紙版や他電子書店版とは異なる表現も含まれているとのことで、コレクター心をくすぐる仕様です。

「超溺愛」という言葉からはほとんど病的なまでの執着が連想されますが、それが吸血鬼という非人間的な存在であるからこそ、より一層ドラマチックに映ります。禁断の関係に甘やかしと焦がれが交錯する——そんな濃度の高い時間が詰まっていることが予告されています。

紫苑

タイトルからして既に甘い。でも「ちょっぴり素直じゃない」ってところがポイントで、一方的な溺愛じゃなくて、ちゃんと二人の距離感が描かれるんだろうな。

「溺愛」と「不器用」が織りなす絶妙なバランス

弟を超溺愛する兄×ちょっぴり素直じゃない弟
吸血鬼の兄弟が恋仲になるシリーズ総集編

この一行に、本作のすべてが凝縮されています。「超溺愛」という能動的な愛情表現と、「ちょっぴり素直じゃない」という受動的でありながらも抗わない態度——この非対称性こそが関係性に緊張感と甘やかさを同時に生み出しているのです。

しかも吸血鬼という設定が、通常では語れないような依存や執着の重さを許容する土壌になっています。相手を手放せない、血を分けた存在としての繋がり——それらが恋愛に変わるとき、どれほど濃密なドラマが生まれるか。これはもう、構造からして読者の心を掴むように設計されているとしか言いようがありません。

紫苑

正直、同人発の作品ということで、作者の解釈の深さやこだわりが全面に出ているはず。伏線の張り方や、絵柄で語る表情の変化——そういうマニアックな部分にまで敬意を抱きながら読める一冊です。吸血鬼兄弟の恋、こんなに美味しいとは。これはもうシリーズ通して追いかけたくなりました。
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