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発売日: 2026/09/17 | 著者: 秋芳あめり / 和泉和歌 / 天路ゆうつづ
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第5巻でついに、アンネとエリオット様の閨の場面が来たのね。誘拐された彼を助けるために身体を捧げる――その建前の裏で、主導権がどっちにあるのか。そこが一番気になるところよ。
助けるための行為が、いつの間にか教わる側になる
アンネたちは誘拐されたエリオット様を救出するため、助けに向かいます。救出自体は「例のアレ」の力で成功するものの、エリオット様の様子が明らかにおかしい。媚薬の効果を早く抜かなければ、精神が壊れてしまうという切迫した状況に追い込まれていくのね。
彼を助けるためなら身体を捧げるとアンネは覚悟を決める。ところが実際に始まってみると、気持ちよくなっているのは自分だけではないかと戸惑う展開に。助けるはずが、いつの間にか閨の手ほどきを受ける側になっている。この主客の逆転が、今巻の軸になっているわ。
エリオット様のテクニックに翻弄されるアンネの動揺と、その裏に透ける彼の余裕。救出劇から一転して、二人の関係性が静かに塗り替えられていく過程が描かれる第5巻です。
「助けるため」って大義名分を立てた側が、気づいたら教えられてる側になってる。この構図、ぞくぞくするのよね。アンネの動揺を想像するだけで、もう。
見どころ
- 媚薬という抗えない状況設定:精神が壊れる前に抜かなければならないという時間制限が、二人の行為に切迫感を与えているわ。助けるための行為なのに、離れられなくなっていく焦燥が丁寧に積み重なっていくのね。
- 「私だけ気持ちよくなってない!?」という主客逆転:身体を捧げる側だったはずのアンネが、気づけば与えられる側になっている。この認識のズレが、二人の力関係の変化をそのまま映しているのよ。
- 「閨指導の成果」という一文の含み:これまでの積み重ねがあってこその今巻だとわかる一言。過去巻からの関係性が、ここでひとつ実を結ぶ構成になっているのね。
こんな人におすすめ
- ✅ 助けるはずが助けられていた、という関係の逆転に痺れる方
- ✅ 切迫した状況下での色気と駆け引きを、じっくり味わいたい方
- ✅ 過去巻からの二人の積み重ねが、ここで形になる瞬間を待っていた方
正直に言うとね、私はこの「助けるため」という建前が一番好きなのよ。純粋な善意で始めたはずなのに、途中から二人とも言い訳が要らなくなっていく。その変化の瞬間を、アンネの動揺越しに眺められるのがたまらないの。エリオット様がどれだけ余裕を見せるのか、それとも必死になるのか。第5巻はその匙加減ひとつで、何度でも読み返したくなる一冊になるわ。





