プラスの勇気

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プラスの勇気

発売日:2026/05/25

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桃香

レジェンド作家の復刻作品って聞いて、もう胸が高鳴っちゃった。しかも義兄弟の執着ものときたもんだから、これはもう読むしかないわよね。

拒んでも拒んでも迫る——歪んだ愛情が紡ぐ三角関係の行方

『プラスの勇気』は、1996年に刊行された鹿住槇の人気シリーズ『しあわせの共犯者』の続編として、電子書籍で復刻されたBL小説です。母の再婚をきっかけに、天野水波は血の繋がらない義兄たち・長兄の祐里と次兄の猛との三人暮らしを始めることになります。

学園の人気者である二人の義兄たちは、なぜか水波に夢中で、拒めば拒むほど迫ってくるのです。水波は貞操の危機を感じながらも、日々必死に抵抗を続けていました。しかし、ある出来事をきっかけに三人の関係が大きく動き始める——というのが、この物語の軸です。

現代ではよくある設定かもしれませんが、90年代の作品で義兄弟の歪んだ執着愛をここまで緻密に描いていたことに、まず驚かされます。単なるラブコメでは終わらない、大人の事情と切なさが織り交ぜられた展開に、きっと心を掴まれることでしょう。

桃香

「キスだけって言ったのに!」「キスしかしてねぇだろ!」ってやりとり、もうね……たまらないのよ。この不貞腐れた感じと、我慢の限界って台詞に、大人の余裕のなさが滲み出てるわ。

義兄たちの執着と水波の抵抗——三者三様の想いが交錯する

水波は、義兄たちのしつこいアプローチに抵抗しながらも、どこかで彼らを憎めない複雑な心情を抱えているように見えます。全く拒絶するのではなく、時には言葉を荒らげながらも、その場をやり過ごそうとする姿に、彼の優しさや弱さが垣間見えるのです。

長兄の祐里と次兄の猛は、どちらも水波への執着を見せますが、その性格や迫り方は異なると想像できます。あらすじからは、祐里の方が比較的落ち着いた態度で接しているのに対し、猛はよりストレートで衝動的な印象を受けます。「舌なんか入れてこなかった」という水波の言葉からは、祐里との関係にはまだ一線があったことが伺え、猛との間ではその境界が曖昧になっているのでしょう。

この三人の関係は、一見すると水波が一方的に追われる構図ですが、実はそれぞれが自分の感情に正直であるがゆえにぶつかり合っているのだと思います。拒む水波も、迫る義兄たちも、誰一人として偽りのない想いを持っているからこそ、読者の心に響く展開が待っているのでしょう。

桃香

水波の貞操の危機って表現、なんかもう可愛いけど絶妙よね。抵抗すればするほど火がつくタイプの姉さんたち(義兄)に、振り回される日々……想像しただけでニヤニヤしちゃうわ。

Q. この作品はシリーズものなんですか?

A. はい、『プラスの勇気』は『しあわせの共犯者』の続編として刊行された作品です。前作のストーリーを引き継ぎつつ、義兄たちと水波の関係がさらに深く描かれています。電子書籍として復刻されたことで、今では手に入りにくかった作品も気軽に読めるようになりました。

Q. 水波は義兄たちに対してどんな態度をとっていますか?

A. 水波は義兄たちの迫りに対して拒否の姿勢を貫いています。「キスだけって言ったのに!」という台詞からもわかるように、一線を越えさせまいと必死に抵抗しています。しかし、完全に逃げ切れるわけではなく、日々貞操の危機を感じながら暮らしているのです。

Q. この物語の転機となる「あること」とは何だと思いますか?

A. あらすじでは「あることをきっかけに三人の関係が動き始める」と示唆されていますが、具体的な内容は明かされていません。ただし、これまで水波が必死に抵抗してきた姿勢が、何かの出来事によって変化を余儀なくされる——そんな重要なエピソードが待っていることは間違いないでしょう。

桃香

もうね、義兄弟ものってだけでも色めくのに、二人も姉さん(義兄)がいて、しかもどっちも水波に夢中って……これ、まさに私の大好物のシチュエーションよ。90年代の作品って、最近の作品にはない生々しい熱量があって、それがまたたまらないの。育児で疲れた夜に、こういう歪んだ愛に浸るのが一番の癒しだって、私は声を大にして言いたいわね。
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