別れさせ屋とやばかわモンスター(1)

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別れさせ屋とやばかわモンスター(1)

発売日: 2026/07/16 | 著者: 甘夏すみ | 出版社: CLLENN | レーベル: NuPu | 33P

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葵

あらすじ読んだだけでこの高揚…!「別れさせ屋」がまさか自分から逃げられなくなるって、この構造、作者さんわかってる…!って叫びたくなったよ。

騙し合いから始まる、危険な駆け引きの裏側

別れさせ屋として働く間城は、依頼人の恋人である朝木に接近する任務を帯びています。依頼人からは恋人を放置され、記念日すら忘れられた朝木の寂しさを、間城は甘い言葉ととろけるような快楽で優しく癒していく。しかしその全ては計算された仕事の一部。予定通り、朝木と依頼人を別れさせることに成功した間城は、次第に距離を置こうと試みます。

ところが朝木の様子がどうにもおかしくて——というのが、この物語の導入部分です。「依存させてる」つもりが、いつの間にか深すぎる沼にハマっているのはどちらなのか。この逆転の発想が、まず読者の心を鷲掴みにします。甘やかすプロフェッショナルと、無自覚に愛を注ぎ込むモンスター。危険な駆け引きの裏で、誰の感情が先に崩れるのか、その境界線がとても曖昧で魅力的なんです。

葵

朝木の「無自覚モンスター」って呼び方がもう最高!自分がどれだけ重いか気づいてないって、ある意味一番タチ悪いけど萌える…!

無自覚に絡みつく棘 — 朝木と間城、魂の主従関係

別れさせ屋としてクールに仕事を遂行する間城は、一見すればプロフェッショナルそのもの。けれどその内面には、ターゲットである朝木の純粋な愛の重さにじわじわと蝕まれていく脆さが潜んでいます。一方の朝木は、失恋の傷を癒してくれた間城に完全に心を奪われてしまった。いわゆる「やばかわ」な無自覚モンスター。自分の感情の大きさに気づかず、ただまっすぐに間城に執着していく——その純粋さが逆に恐ろしい。

「依存させてる」つもりの間城が、いつしか朝木の深い沼に片足を取られている構図は、BLの醍醐味のひとつ。立場が逆転する瞬間の迸る感情の熱量が、この物語の核を成しています。間城の葛藤と朝木の無自覚な脅威。二人の関係性の変化がどのように描かれるのか、あらすじだけで既に想像が膨らみます。これが「この作者さんはわかってる」と確信できる、キャラの立たせ方の妙です。

葵

プロの別れさせ屋が、自分の仕事の代償に囚われるって…この逆転劇に全てを懸けてる感がたまらない!

「仕事だったはずのその関係」が示すもの

それから仕事だったはずのその関係を精算しようと、じょじょに距離を置こうとするものの、朝木の様子がどうにもおかしくて…?

この一文に、この作品の全てが凝縮されていると言っても過言ではないでしょう。「仕事だったはずのその関係」という過去形の表現が、既に間城の中に朝木に対する特別な感情が芽生えていることを暗示しています。プロとして割り切っていたはずの距離感が、じょじょに曖昧になっていく過程。そして「朝木の様子がどうにもおかしくて…?」という疑問符。依頼人の恋人という対象を、純粋に一人の人間として見ざるを得なくなった間城の戸惑いが、読者の胸を締め付けます。

この場面こそ、二人の関係性が「ビジネス」から「個人」へと変質する分岐点。間城がプロとしての冷静さを失い、朝木という「モンスター」に絡め取られていく予感——もしかしたら間城自身も、朝木の無自覚な愛の深さに気づきつつあるのかもしれません。この不安定な均衡が崩れる瞬間を想像するだけで、胸が高鳴ります。

葵

もうね、この作品の沼は深すぎる。間城が朝木に絡め取られていく様子を、あたしは正座して見守るしかない。だって「別れさせ屋」が自分から逃げられなくなるなんて、これ以上ない最高のアイロニーじゃない? 発売日が待ち遠しいよ!読み終えた後には、きっと間城と同じ沼に片足突っ込んでる自分がいるはず…!

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