【期間限定 試し読み増量版】彼氏が欲しかった (1)

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【期間限定 試し読み増量版】彼氏が欲しかった (1)

発売日: 2026/08/10 | 著者: たうみまゆ | 出版社: 竹書房 | レーベル: バンブーコミックス 麗人セレクション | 46P

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葵

うわ、これ…! 冒頭から「妻に刺されて死ぬ」って、もう情報量おかしくない? しかもやり直しって、どんな因果応報ループ…推しが多すぎて情緒が終わる、まである。

死に戻りから始まる、四十路の青春リベンジ

本作は、ゲイであることを妻に知られた末、刺されて命を落とした四十路の男性・高井颯太が、死の間際に「他殺の場合、やり直しの権利がある」という謎の言葉をきっかけに、大学生時代へタイムスリップするところから始まります。いわゆる死に戻り譚でありながら、その対象が青春真っただ中の大学生活というのが、まず心臓を掴まれます。

しかも彼が戻ってきた日は、まさに「女の子と初体験をする」合コンが開催される日の朝。一度死んだからこそ「死んだあとくらい正直でいたい」と女の子の誘いを断るものの、怒った相手に酒をぶっかけられ、合コンを途中退場してしまいます。この場面だけで、彼の不器用さと、もう二度と嘘をつきたくないという覚悟がビシビシ伝わってきます。人生をやり直すチャンスを得た大人が、再び青臭い恋愛の渦に飛び込む姿は、微笑ましくもあり、切なくもあります。

葵

「死んだあとくらい正直でいたい」って…この一文だけで泣ける。しかも合コン回避した結果、追いかけてきた友達に「試してみる?」って言われたら、もう何が何だかわかんないでしょ!

「ゲイかもしれない」から始まる、関係性の熱

物語の鍵を握るのは、合コンを途中退場した高井を追いかけてきてくれた友達・槇尾の存在です。高井が流れで「ゲイかもしれない」と告白すると、槇尾は「じゃあ、試してみる?」と誘います。このあまりにもストレートな返しには、驚きを通り越して笑ってしまいますが、同時に、高井の告白を否定もせず、受け止めてくれる友人の懐の深さを感じます。

高井は四十路の経験を経た大人の男性ですが、大学生の身体と立場に戻ったことで、恋愛経験の浅さや戸惑いもあらわになります。一方の槇尾は、友達としての関係を壊すかもしれない提案を、軽やかに、しかし真剣に投げかけてくる。この温度差が、今後の関係性にどう影響していくのか。単なる「試し」から始まった関係が、本物の恋に変わっていく過程を、この作品は丁寧に描いてくれそうです。

葵

槇尾、何者!? 友達に「ゲイかも」って言われて「試してみる?」って返せるキャラ、そうそういないよ…。この時点で関係性の熱量が半端ない。作者さんわかってる…!

人生をやり直す者の、最初の一歩

死んだあとくらい正直でいたいと、女の子の誘いを断る高井だったが、怒った女の子に酒をぶっかけられ、合コンを途中退場する。

この一文は、本作のテーマを象徴しているように思います。高井は「死んだあとくらい正直でいたい」と心に決めた矢先、その正直さが原因で怒りを買い、酒をぶっかけられるという報酬を受けます。しかし、それでも彼は自分の選択を曲げません。この不器用なまでの正直さが、彼の人生を大きく動かすきっかけになるのです。

もし彼が合コンに残って女の子と初体験をしていたら、槇尾に「ゲイかもしれない」と告白することもなかったでしょう。この一見すると失敗に思える場面が、実は彼にとっての新たな人生の分岐点になっているという構造が、たまらなく好きです。正直でいることの痛みと、その先に待つ温かいもの。それを知っているからこそ、高井の選択が輝いて見えるのです。

葵

結論から言うと、この作品は「死に戻り」と「セクシュアリティの自覚」という重たいテーマを、軽やかで熱いBLに昇華してる。四十路の人生経験が大学生の身体で暴走する感じ、めちゃくちゃ滾る。続きが気になりすぎて、あたしの情緒が死に戻りしそう。

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