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幼馴染の距離感が、こんなにも甘く切ないなんて——
「俺はレオのこと 友達だと思ったことは一度もない」というキャッチコピーからして、もう滾る。わがままで子どもっぽいレオと、クールで大人びた隼人。対象的な二人が幼馴染としてどう変わっていくのか、その関係性の機微がこの作品の核だ。
レオは隼人への「一番」でありたいという想いが、依存にも似た感情だと自覚できないまま高校生になる。一方の隼人は、無自覚なレオに対して苛立ちを募らせていく。この温度差がもう、たまらない。「お前、いつになったら俺のこと好きになるんだよ」という隼人の直接的な言葉は、隼人の想いの深さと焦りを感じさせる。
下巻ではついにレオが自分の気持ちに気づくが、失恋したと思い込んで引きこもってしまう。さらに隼人も、レオを傷つけることを恐れて恋人をつくり距離を置こうとする。すれ違う二人の想いが、ある人物の接近をきっかけにどう動き出すのか。「離れないって言うなら 俺のこといちばんに考えてくれなきゃやだ」というレオの言葉に、少年特有の不器用な愛情表現が凝縮されている。
Q. レオはなぜ隼人への気持ちが恋だと気づかなかったの?
レオは幼い頃からずっと一緒に過ごしてきた隼人に対して「一番」でいたいという強い想いを抱いていました。しかし、その想いが依存にも似た感情であると自分では認識できず、名前のつけられない感情として心の中に抱えたまま高校生になっていきます。隼人と大人びていくにつれて距離ができていくことに戸惑いながらも、それが恋だとは自覚できないまま時間が経過していくのです。
Q. 隼人はどんな想いを抱えてレオと向き合っているの?
隼人は無自覚なレオに対する苛立ちを募らせていく一方で、レオへの気持ちを抑え込もうとします。下巻ではレオを傷つけてしまうことを恐れ、自分の気持ちに蓋をするために恋人をつくってしまうのです。そのことを蒼にたしなめられながらも、隼人は「いつかレオを傷つけてしまう」という不安と共に、彼との距離を測り続けます。冷静に見えて実は不器用な想いの持ち主なのです。
Q. 二人の関係が大きく動き出すきっかけは何?
レオが失恋したと思い込み隼人と距離を置き引きこもってしまったこと、そして隼人もレオと距離をとるようになってしまったことで、すれ違う時間が続いていました。そんな二人の隙を付けるように、ある人物がレオに近づいてきます。この出来事をきっかけに、抑え込んでいた二人の想いが再び交差し始めるのです。
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