終わった恋が追ってきた【合冊版】

📖 DLsite BL漫画

終わった恋が追ってきた【合冊版】

発売日: 2026/07/21 | 著者: てなんきち | 出版社: ガールスカウトコミックス | レーベル: ヌ・プシェ | 170P

▶ 『終わった恋が追ってきた【合冊版】』の試し読み・お得なセール状況をチェック!

紫苑

「ずっと会いたかった…」――この冒頭一文で、私の心臓をえぐり取られたような衝撃が走りました。片思いを拗らせた大人たちの再会、この設定だけで既に勝利してる。

一途と拗らせ、再会が織りなす純情オフィスラブ

面倒見のよい世話焼きな会社員・聖龍介は、長年好きだった親友の弟を忘れられずにいる。そんなある日、遅れて入社してきた初対面呼び捨ての生意気な新入社員・榊慧哉が、まさにその“弟”だった。教育担当を任された聖は、かつて募らせた気持ちを再び揺さぶられる。

彼らの関係を一気に動かすのが、新人歓迎会での出来事だ。悪酔いした榊を自宅へ連れ帰った聖は、突然榊に押し倒されてしまう。幼い頃から知っている相手に、年下の元ヤンがどういう感情で迫るのか。この設定だけで、物語の濃度が尋常じゃないと予感させる。

「一途な弟属性元ヤン×世話焼き拗らせ男前」というキャッチコピーも秀逸だ。長年片思いを抱え続けた大人の男が、まさか相手から迫られるとは思ってもいなかっただろう。両片思いが成立する条件、そして再会の衝撃がどのように甘く紡がれていくのか。

紫苑

教育担当として再会した相手に、酔った勢いで押し倒される。この「立場の逆転」と「抑えきれなかった想いの暴発」、たまらないですね。

世話焼き拗らせ男前と一途な弟属性元ヤン

聖龍介は「面倒見のよい世話焼きな会社員」でありながら、恋愛に対しては長年拗らせている。親友の弟という手が出せない存在に一途に想いを寄せ、それを忘れられずにいた。社会人としての余裕と、内面に抱える未練のギャップが、彼の魅力である。

対する榊慧哉は、初対面から呼び捨てにする生意気な新入社員。元ヤンという過去を持ちながらも、どこか一途な弟属性を感じさせる。彼が聖に対してどういう感情を抱いているのか、教育担当という立場を超えて迫るその行動の裏には、きっと長年育ててきた想いがあるのだろう。

両片思いの関係は、再会をきっかけに変化の兆しを見せる。酔って押し倒すという衝動的な行動が、言葉にできなかった気持ちを暴露してしまう。大人としての理性と、抑えきれない感情の狭間で、二人の距離はどう変わっていくのか。この「片思い同士」という設定が、どれほど甘く切ない化学反応を起こすのか、想像するだけで胸が熱くなる。

紫苑

「ずっと会いたかった」――この一言が、長年の未練と再会の衝撃を一瞬で凝縮している。この言葉を言える側と言われる側、どちらの視点で読むかで物語の味わいが変わる。

「ずっと会いたかった」に込められた切実な時間

「ずっと会いたかった…」

この冒頭のセリフは、あらすじの冒頭に置かれている。誰が、誰に向けて発した言葉かは明記されていないが、それゆえに読者の想像をかき立てる。長年好きだった親友の弟を忘れられない聖か、それとも生意気な新入社員・榊か。どちらにせよ、再会の場面でこの言葉が発せられる瞬間、二人の間に流れる時間の重さが一気に可視化される。

「ずっと会いたかった」という言葉は、単なる再会の喜びではない。会いたくても会えなかった時間、言えなかった気持ち、すれ違った過去が全て詰まっている。この言葉を口にすることで、長年の片思いが報われる瞬間が訪れるのか、それともさらなるすれ違いが生まれるのか。たった一節で、これだけの物語を予感させるのだから、この作品の演出は本当に巧みである。

紫苑

「ずっと会いたかった」の一言でこれだけ揺さぶられる作品は久しぶりです。年下の生意気な元ヤンが、拗らせた世話焼き上司をどうやって溶かしていくのか。この純情オフィスラブの行方を、私は絶対に見届けたい。ああ、もう、こんな始まり方されたら最後まで付き合うしかないでしょ。

PRESENTED BY DLsite / Novelove Affiliate Program