潮騒

🎨 らぶカル BL漫画

潮騒

発売日:2026/05/28

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紫苑

ラグビーと神事……この組み合わせ、正直持ってかれました。鉄と潮の香りがページから立ち上ってくるようです。

五感を震わせる、冬の海と男たちの湿度

「潮騒」は、実業団ラグビーチームを舞台に、古くから伝わる神事「寒行・男鉾渡り」を軸に描かれる濃密なストーリーです。荒れる海を鎮めるため、ふたりの男が無人島の祠で「陽の気」を捧げるという過酷な儀式。その凍てつくような海の中で、主将・剛田巌と新入団の俊足ウィング・早見湊が肌を重ねます。

湊は幼い頃から巌に密かに憧れ続けてきました。大晦日の夜、凍える肌が触れ合う瞬間、湊の長年胸に秘めた想いが溢れ出す。雪と海と祠という非日常の舞台装置が、ふたりの関係性を一気に加速させる構造が秀逸です。

「お前は最高のパートナーだ。ラグビーも、それ以外も含めてな」——この主将の一言に、すべての伏線が収束する。骨太な男臭さと一途さが同居する、まさに大人のBLと呼ぶにふさわしい作品と言えるでしょう。

紫苑

ふんどしで海を渡るって……想像しただけで鳥肌。でもその寒さが逆に、ふたりの熱を際立たせる演出になってるのが憎い。

見どころ

  • ラグビーと神事の融合が生む緊張感:スポ根と伝統儀式という異色の組み合わせ。実業団ラグビーの男臭い世界観と、神聖な無人島の祠が対比され、ふたりだけの密やかな時間をより特別なものにしています。
  • 主将×新入団の立場差と想いの距離:湊は巌に憧れ続けてきた立場。一方で主将はパートナーとして信頼を寄せる。この非対称な感情が、儀式を通じてどう交錯するのか。年下攻めならではの一途さと、大人の男の余裕が織りなすバランスが堪りません。
  • 雪・海・祠が描き出す官能的な空気感:凍えるような冬の海、ふんどし一丁の肌の熱、祠の中での濃密な時間。15枚のカラーイラストが、視覚からもこの世界観に没入させてくれます。作画の密度と表情の細やかさに期待が高まります。

こんな人におすすめ

  • ✅ 実業団スポーツを舞台にした、骨太な男のドラマが読みたい方
  • ✅ 年下の一途な想いと、それを受け止める大人の余裕のある受けの関係性が好きな方
  • ✅ 和風の神事や伝統的な儀式をモチーフにした、独特の世界観に浸りたい方
紫苑

寒行という過酷な設定だからこそ、ふたりの間にある「それでも君を選ぶ」という執着が際立つ。BL歴15年の私が断言します、これは関係性の重みを追求した方にぜひ読んでほしい一編。ハッピーエンドが約束された、濃密な時間を味わってください。
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