🎧 らぶカル TL/乙女ボイス
十年ぶりの再会が、こんなに危険な香りを放つなんて
本作は、大学進学を控えた歳下の従兄弟・冬間冴月(CV:六条銀さん)と、社会人であるあなたとの再会から始まるストーリーです。十年ぶりに会った冴月くんは、昔の泣き虫な面影をどこかに残しつつも、背も伸びて男らしく、そしてとても美男子に成長していました。手違いでアパートが用意できていない彼と、期間限定で同居することになったあなた。空白の十年間を埋めるように思い出話に花が咲く中、彼の思わせぶりな態度にあなたは「変わってないね」と距離を取ろうとします。ところが、その言葉が引き金になったかのように、冴月くんのアプローチはエスカレートしていきます。
「一緒にお風呂、入ろ? いいでしょ?」という無邪気を装った誘いから始まり、いとこに許されるスキンシップを逸脱した男女の触れ合いへ。さらに「俺……もうこんな風に、エロい事だってできるよ? ねぇ……姉さん。まだ……子○?」という、年下だからこその強引さとあざとさが同居した言葉が飛び出します。自分の容姿や立場に自覚的で、モテるのに彼女はいないという設定も、彼の想いのベクトルを感じさせます。全編バイノーラル収録で、総再生時間は約1時間半。トラックリストを見るだけでも、関係性がじわじわと変わっていく過程が伝わってきます。
「変わってないね」が、彼の中で何を動かしたのか
このセリフは、トラック04「いつになったら大人になれるの」に収録されているものです。あなたが冴月くんを家から追い出そうとした後の場面で語られる、彼の切実な想い。年上で保護者のような立場であるあなたに対して、ずっと「子供扱い」されてきた彼が、それでも「一人の男として見てほしい」と訴える。そのギャップがたまらなく刺さります。あざとく小悪魔的に迫ってくるだけではなく、根底には十年間変わらなかった想いがあることが伝わってくるからこそ、この言葉の重みが違ってきます。強引なだけじゃない、不器用なほどにまっすぐな歳下の告白。ここを経て、二人の関係がどう変わっていくのか、聴く前からもう気持ちが高ぶります。





