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親友×弟×兄、三人の関係が反転するシリーズ完結巻
『LOSER’S GUILT』は、四倉光亀を中心に、親友の北上羽央と弟の四倉侑鶴の三人が織りなす関係を描くBL漫画です。「PEEPER’S GUILT」「MIDDLER’S GUILT」に続くシリーズ完結巻にあたります。
本作の軸となるのは、光亀・羽央・侑鶴の三人が長く続けてきた関係性が、時間の経過とともに組み替わっていく点です。光亀は進学のため地元を離れて独り暮らしをしており、帰省のたびに三人で身体を重ねてきました。そこに、成長した侑鶴の変化が重なります。
「抱きたい」という告白がもたらす立場の逆転
物語の転機は、侑鶴から光亀へ向けられる「兄ちゃんを抱きたい」という言葉です。それまで弟を抱く側だった光亀が、羽央と侑鶴の二人を相手にする立場へと移っていきます。受け手と攻め手の位置が入れ替わることで、三人のあいだの空気も変わっていく構図が示されています。
人物それぞれの思惑も、関係の複雑さを後押しします。侑鶴が羽央と付き合う理由は、羽央に兄を取られたくないというブラコン気質によるもの。羽央は光亀と侑鶴の両方に想いを寄せており、三人の関係が成立して最も満足しているのは羽央だという人物像が示されています。光亀は理性が強く、なかなか行動に移さない性格だといいます。
シリーズを追ってきた読者にこそ届く完結巻
前作までの関係の積み重ねを前提に、三人のバランスが最終的にどこへ着地するかが本巻の焦点です。光亀の理性の強さ、侑鶴の成長と性欲の増大、羽央の奔放さという、三人三様の行動原理が絡み合う点が、シリーズを通した読みどころになっています。
収録は本文62ページ(奥付含む)。作者のXやPixivでも情報が発信されているため、既刊とあわせて確認したい作品です。複数の人物が絡む関係性の変化や、立場の入れ替わりを丁寧に追いたい読者に向いています。
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