呪いの子は贖いの王子に愛される

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呪いの子は贖いの王子に愛される

発売日: 2026/06/19 | 著者: 稲月しん / Ciel

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茉莉花

もうね、タイトルからして「絶対幸せになるやつ!」って確信したんですけど、読めば読むほど沁みる…こういうの待ってました!

失われた七年を埋める、静かな恋の再生譚

辺境伯の三男ダウムは十歳の時、仲の良いアーロンから「しゃべれないのは呪いのせいだ」と指摘されます。それから七年間、彼は人を避け森の中でたった一人で暮らしてきました。そんなある日、異母兄たちが突然訪ねてきて、呪いを忌避する者のいない王都へと誘うのです。

そこで待っていたのは、あの日のアーロンとの再会。ダウムは失われた歳月を取り戻すように、彼と少しずつ心を通わせていきます。無垢で純真なダウムが、少しずつ言葉と感情を取り戻していく過程が、まるで氷が溶けるように美しく描かれています。

そして十八歳の誕生日、アーロンからダウムが城を追われた原因を作ったことを詫びられた上で、恋心を伝えられる……。陰謀が渦巻くファンタジーの世界で、真摯な想いが少しずつ花開いていく様子に、胸がぎゅっとなりました。

茉莉花

「ごめん」と「好き」が同じ重さで届く瞬間って、ないですか? アーロンの謝罪と告白、両方ともダウムへの深い想いが詰まってて涙腺緩みました…!

見どころ

  • 傷だらけの主人公が愛で癒やされる様:十歳の言葉を真に受け、七年間も孤独に耐えたダウム。人を信じることを忘れかけた彼が、アーロンの誠実な想いに触れて再び心を開いていく心理描写が繊細で、読んでいるこちらまで温かい気持ちになります。
  • 第二王子アーロンの「贖い」から始まる愛:過去の自分の言葉がダウムを傷つけたと知り、罪悪感を抱えながらも真摯に想いを伝えるアーロン。「償いたい」という気持ちが次第に純粋な恋心へと変わっていく過程に、大人の恋愛の深みを感じます。
  • ファンタジー世界だからこそ映える「純愛」:呪いや陰謀といったダークな要素があるからこそ、二人の無防備な触れ合いや甘やかな時間が一層輝きます。重い展開になりそうなところを、アーロンの一途な眼差しが優しく包み込むバランスが絶妙です。

こんな人におすすめ

  • ✅ ファンタジー世界観の中で、じっくり育まれる純愛を読みたい方
  • ✅ 過去の傷を抱えた主人公が、恋によって再生していく成長譚が好きな方
  • ✅ 「再会もの」で、お互いを知り直すような甘く切ない時間を堪能したい方
茉莉花

正直ね、私は「甘々溺愛一直線!」な作品が本命なんですよ。でもこの作品は、とろけるような甘さの奥に、ちゃんと体温を感じる「誠実さ」がある。アーロンの「好き」は決して軽くなくて、ダウムの七年を埋めるように優しい。こういう恋、私はすごく好きです。読後感がじんわり温かい、そんな一冊。ぜひ手に取って、二人の心の再生を見届けてほしいです!
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