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発売日: 2026/07/31 | 著者: 樋木ゆいち
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記憶を失ったルカに、美しくも狂気的なマフィア・レオナルドが差し出す手。保護の条件が『身体』と知った時点で、もうこれは沼だ。
記憶を取り戻す代わりに──レオナルドの示した対価
本作はまず、記憶を失くした青年ルカが、富豪の情夫として暮らしていた屋敷の襲撃から辛うじて逃げ延びる場面から始まる。そこで彼を匿ったのは、美しくも狂気的なマフィア、レオナルド。無条件の救済ではなく、保護と引き換えにひとつの対価が彼に提示される。
レオナルドはルカに、記憶を取り戻してあげることを提案し、その代わりとして肉体関係を命じる。逃げ込んだ先で出会った男に身体を差し出すという選択。その契約は、保護と支配が表裏一体となった危険な関係の始まりを予感させる。
庇護の代償として身体を差し出すルカ。無条件の優しさではなく、対価を求めるその在り方が、どうしようもなく惹かれる。
記憶を失った青年、ルカの置かれた立場
ルカは富豪の情夫として生活していたが、記憶を失っており、自分が何者なのかも朧げである。襲撃によりその庇護を失った瞬間、彼は再び頼る相手を必要とする。レオナルドはそんなルカに、保護という名の支配の手を差し伸べる。記憶のない状態で差し出された契約に、ルカに拒否権はあるのだろうか。
保護と引き換えに命じられる、肉体の代償
レオナルドの提案は、記憶を取り戻すかわりにルカの身体を求めるというもの。無償の庇護ではなく、与えられるものと差し出すものが明確に定められている。この非対称な関係性にこそ、本作の魅力が凝縮されている。美しくも狂気的なレオナルドが、ルカの記憶という唯一の手がかりを盾に、どこまで迫るのか。
正直に言おう。記憶を失い、誰かの愛人だったルカが、新たな支配者レオナルドに出会う。これはただの保護ではない。対価として身体を差し出し、記憶を取り戻すという契約。しかも相手は美形で狂気的。全年齢版なのにこの密度、私の萌え解析エンジンが全力稼働してしまう。ハッピーエンドになるのか、それとも伏線が回収されて別の結末が待つのか。もう全部読むまで眠れない。
