Pinkey

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Pinkey

発売日: 2026/08/02 | サークル: Vincent | 69P

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紫苑

最初に設定を見た瞬間に心臓を撃ち抜かれた。配達員とオカルト研究家という組み合わせも、呪いの塚も、異変も——全方向から刺さってくる。

日常の裏側で交差する、ふたりの運命

配達員の奥山桃太郎は、いつもの配達中に時折、奇妙な記憶が頭をよぎることがあるという。そんなある日、仕事中に怪しい光を目撃し、同時に体に異変が生じてしまう。光の正体も、普段の記憶との関係も明かされていないからこそ、あらすじの時点で重く昏い謎が立ち込めているようだ。

一方、呪いの塚を訪れていたオカルト研究家の高杉謙吾にも、同じ頃に異変が起こる。直接的な接点が描かれる前から、ふたりは同一の現象に引き寄せられているかのようだ。日常のすぐ隣で起きる非日常が、ふたりの運命を静かに結びつけていく——そんな予感を強く抱かせる導入になっている。

紫苑

私が最も心を掴まれたのは、「呪いの塚」という一言です。オカルト研究家が呪いの塚に触れて異変が起きる——その時点でもう、逃れられない関係性の予感しかない。

見どころ

  • 謎の光と呪いの塚の交差:配達中に目撃した怪しい光と、オカルト研究家が訪れていた呪いの塚。別々の場所で起きた異変がどのように絡み合うのかは、この作品の最大の焦点になりそうです。
  • 身体ごと変えられていく感覚:桃太郎と高杉の双方に起こる「異変」は、具体的な内容が伏せられたままです。日常を奪われていくような変化が、ふたりの男の関係性をより生々しく結びつけるきっかけになる予感があります。
  • 時折よぎる奇妙な記憶:桃太郎には、仕事中に変な記憶が頭をよぎるという記述があります。この記憶が今回の光や異変とどう関わってくるのかも、見逃せないポイントといえるでしょう。

こんな人におすすめ

  • ✅ 配達中の何気ない日常に不穏な出来事が紛れ込む展開が好きな方
  • ✅ 呪いの塚や怪しい光など、オカルト要素を軸にふたりが結ばれていく物語に興味がある方
  • ✅ あらすじの時点で伏線が張り巡らされた作品を、じっくり考察したい方
紫苑

このあらすじは隙がない。日常の中に異物として落ちてきた光、呪いの塚、そして同時に変わっていくふたりの身体。オカルトという非現実な装置を使って、究極的には「縁」の重さを描いているとしか思えない。15年読んできた私でも、設定だけでここまで心を持っていかれたのは久しぶりです。物語の核心を確かめるまでは、絶対に目を離せない。

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