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背徳と快楽が交錯する、インモラルBL短編集の世界観
本作は、R18指定のBL短編3話に加え、全年齢向けのifストーリーを1話収録した短編集です。前作未読でも楽しめる構成になっており、オカルトから義父×連れ子まで、作風の異なる物語を一冊で味わえるのが特徴です。
第1話『淫霊とぼく』は、留年寸前の大学生・隼人が、疲労困憊で眠りについた夜に謎の黒い靄に身体を弄ばれるという、人外攻めのオカルト作品です。「絶望と期待で後ろがキュンと収縮した」という一文からも、恐怖と快楽が表裏一体となった濃密な心理描写が予感されます。
第2話・第3話の『懲罰房ヤンキーわからセックス』は前後編の二部作。懲罰房へ送られたヤンキーが受けた「秘密の指導」の真相が、独白形式で語られます。第3話では「独白の相手の正体」と「歪んだ親子関係の行き着く先」が明かされるようで、単なる調教ものに留まらない、人間関係の深さが感じられる内容です。
第4話は『淫霊とぼく』のifストーリー。淫霊が成仏したらどうなるのかという、本編では描かれなかったもう一つの結末が書き下ろされています。短編集ならではの、作品同士の繋がりを楽しめる構成になっています。
描かれる人物たちの、歪で濃密な関係性
登場人物はあらすじから読み取る限り、いずれも複雑な立場に置かれています。第1話の隼人は「単位不足で留年寸前」という弱さを抱えた大学生で、身体を弄ぶ淫霊との間には、明確な体格差と種族を超えた力関係が存在します。この圧倒的な差が、快楽堕ちしていく過程に説得力を持たせているのでしょう。
第2話・第3話のヤンキーは「俺がどうしてこうなったか知りたいって?」という語り口から、自らの過去を回想する形で物語が進行します。懲罰房という閉鎖空間での「秘密の指導」は、指導官とヤンキーという立場の上下関係が色濃く反映されるでしょう。さらに「歪んだ親子関係」という要素が加わることで、単なる性描写に留まらない、心の機微が描かれることが期待されます。
これらの人物たちは、いずれも社会的に「普通」とは言い難い状況に置かれています。しかし、あらすじの「絶望と期待」という言葉に象徴されるように、彼らの内面には相反する感情が共存しているのです。理不尽な状況に抗いながらも、どこかでその快楽に溺れていく――そんな人間の業のようなものが、この作品の核にあるのではないでしょうか。
Q. 収録されている作品は全てR18ですか?
A. いいえ。R18BL短編3話に加え、第4話『淫霊とぼく・成仏エンド』は全年齢向けのifストーリーとして収録されています。前作未読でも楽しめる構成です。
Q. 各話はどのような繋がりがありますか?
A. 第1話『淫霊とぼく』と第4話『淫霊とぼく・成仏エンド』は、同一主人公によるIF分岐の関係です。第2話と第3話は前後編の二部作となっており、第3話で独白の相手の正体や親子関係の真相が明かされます。
Q. 前作を読んでいなくても大丈夫ですか?
A. はい。あらすじに「前作未読でもお楽しみいただけます」と明記されており、本作単体で完結する構成になっています。
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