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発売日: 2026/09/11 | 著者: 比谷
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雪鬼様が「約束のために会いに来た」って言いながらキスしてくる時点で……あたしの語彙もう溶けてる。神隠しの記憶が朧気な高校生×愛が重たいツンデレ鬼、この組み合わせだけで夜眠れない。
記憶の向こう側から、鬼が迎えに来る
幼い頃に神隠しにあったという陽親。その出来事は、両親を亡くして祖父のいる田舎へ引っ越すことになった時期と重なります。しかし陽親自身、当時のことを朧気にしか思い出せず、高校生になった今も記憶は戻らないままです。
ある日、陽親は田舎の言い伝えに出てくる『雪鬼様』が自分の神隠しに関係しているのではないかと考え、調べはじめます。すると、そんな陽親の目の前に本物の雪鬼・ヨノ様が現れ、「約束のために会いに来た」と言ってキスをされてしまうのです。
さらにヨノ様は「目移りするなど許さぬ…俺たちは契りをかわしたのだからッ」と告げます。人と鬼の間に交わされた約束とは何なのか、契りとは何を意味するのか。記憶を失った陽親と、愛の重いツンデレなヨノ様が織りなす、ちぐはぐでいて温かい関係が描かれていく作品です。
「契り」って単語だけで解釈が無限に広がる。陽親は思い出せるのかな……思い出したとき、ヨノ様どんな顔するんだろう。そこが見たい。見たい。
見どころ
- 記憶を失った陽親と、約束を覚えているヨノ様のすれ違い:陽親は神隠しの記憶が朧気なまま高校生になり、田舎の言い伝えを手がかりに調べはじめます。一方のヨノ様は「約束のために会いに来た」と断言する。片方だけが覚えている関係性だからこそ、再会の場面に熱がこもります。
- 「愛が重たいツンデレ鬼」というヨノ様の造形:キスをしておきながら「目移りするなど許さぬ」「契りをかわしたのだから」と宣言する強引さ。それでいて、根底には陽親への一途な想いが透けて見える。重さと不器用さが同居したキャラクター性が物語を引っ張ります。
- 人と鬼のちぐはぐさが生む、温かいラブキュン:種族も時間の感覚も違う二人が、それでも向き合おうとする姿が軸にあります。全6話に加えて単行本収録の描きおろし5P、電子限定のおまけ漫画4Pも収録されており、本編の余韻までしっかり味わえる構成です。
こんな人におすすめ
- ✅ 記憶の欠落や言い伝えを手がかりに、過去と現在がつながっていく物語が気になる方
- ✅ 相手を強く求める重ための愛情と、不器用なツンデレさを併せ持つキャラクターに惹かれる方
- ✅ 人と鬼という異なる存在のすれ違いが、最終的に温かい関係へと着地するラブストーリーを読みたい方
冷静に見どころ3つにまとめたけど、正直あたしが言いたいのは一つだけ。ヨノ様の「契り」の重さ、これ絶対ただの執着じゃなくて、ずっと陽親を待ってた側の感情なんだよな……。神隠しの記憶が朧気な陽親に対して、ヨノ様だけが約束を鮮明に抱えてる。この非対称性がつらいのに温かい。ツンデレの皮をかぶった一途さ、あたしは刺さりすぎて語彙が死ぬ。描き下ろしでその辺の心情が補完されたらもう……読む前から情緒が終わってる。作者さん、わかってる……!




