📖 DMM.com BL漫画
発売日: 2026/10/02 | 著者: めめぞ
▶ 『キューランプが点く前に【描き下ろしおまけ付き特装版】』の試し読み・お得なセール状況をチェック!
待って。声優×ナレーター、しかも「声だけで体が大変なことに」って。これ、私の好きなやつ確定なんだけど。落選続きの新人が敬愛する相手に初対面で醜態晒して、それでも「大事な資質がある」って言われて追いかける——もう関係性の重さの予感しかしない。
声優業界を舞台に、敬愛から始まる関係の「重さ」
「キューランプが点く前に」は、顔はいいのに演技が伸びずオーディションに落ち続ける新人声優・ロミヲと、超人気ナレーター・寿里(じゅり)の関係を描くお仕事BLです。ロミヲは上達を求めて寿里のワークショップへ足を運びますが、初対面でみっともない姿を晒してしまいます。
それでも寿里は「声優にとって大事な資質を持っているんだ。自信を持て」と、厳しくも優しい言葉をかける。この一言に心も体も震えたロミヲは、演技指導を寿里に頼もうと追いかけていきます。敬愛と、それだけでは収まらない感情が同時に動き出す瞬間です。
本作は第1〜7巻を収録した電子特装版で、描き下ろしおまけ6Pが新たに追加されています。声優という「声」で感情を届ける職業を舞台にしているからこそ、声そのものが二人の距離を縮める装置になる。その設定の噛み合い方が、関係性の濃さを予感させます。
「声だけで体が大変なことに」の一言で全部持っていかれた。声優ものって、声に翻弄される側の描写が刺さるかどうかで天と地が分かれる。これは刺さる側。
見どころ
- 敬愛が執着に変わる瞬間の温度:ロミヲが寿里の「自信を持て」という言葉に心も体も震わせ、指導を頼もうと追いかける流れ。尊敬から始まった感情が、どこで執着や独占欲に傾いていくのか。追いかける側と受け止める側の力関係が、回を追うごとに揺れていくのを見たい。
- 「声」を軸にした関係の構築:顔はいいけど演技はダメ、というコンプレックスを抱えるロミヲに対し、寿里は演技者としての資質を認める。声優×ナレーターという職業設定が、言葉の重みや声の距離感に説得力を与えている。声だけで体が反応してしまうという描写が、この作品の核になる。
- 厳しさと優しさを併せ持つ寿里の二面性:超人気ナレーターとしての立場を持ちながら、ロミヲの未熟さを否定せず資質を見出す。この「厳しいけれど優しい」バランスが、年上側の余裕と、その余裕が崩れる瞬間への期待につながる。関係が進むほど、寿里側の感情の揺れも見どころになる。
こんな人におすすめ
- ✅ 敬愛していた相手への感情が、尊敬の枠に収まらなくなっていく過程を追いたい人
- ✅ 声優・ナレーターなど「声」を職業にするキャラ同士の、声に引っ張られる関係性に惹かれる人
- ✅ 厳しさの中に優しさがある年上キャラが、次第に相手へ傾いていく展開を読みたい人
ロミヲが追いかける側で、寿里が受け止める側。この構図がずっと続くとは思えないんだよね。敬愛が重くなればなるほど、寿里の側も無傷ではいられないはず。厳しくて優しい人が、どこでその仮面を外すのか。そこが一番読みたい。声優業界のリアルな緊張感と、関係性の重さが同じ熱量で書かれてるタイプの作品だと思う。電子特装版で一気に読めるのもありがたい。これは買い。




