📖 DMM.com TL漫画
発売日: 2026/10/10 | 著者: 希之本昨日 / 花房アルコ
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ちょっと待って。「きみは二度も俺を捨てるのか」……この一言だけで、もう駄目。前世から知ってるって、そういうこと? 静かに読むつもりが、心臓が先に反応しちゃったわ。
推しが「家族」から「執着する男」へ変わる瞬間
『推しに推される異世界転生〜洗脳×快楽×共依存えっち〜【合冊版】』は、大好きだったゲームの世界に転生した主人公・鹿乃が、転生前からの推しである月埜木六花と「家族」として暮らすところから始まるTL漫画です。若くして身寄りを亡くした鹿乃を、六花は妹分として優しく受け入れます。しかし鹿乃が独り立ちを口にした途端、六花の様子は一変。「きみは二度も俺を捨てるのか」「前世のころからずっと愛している」——転生前を知るはずのない六花の言葉が、穏やかだった関係の前提をひっくり返します。
「妹分」で「家族」で、そのうえ<推し>なのよ。安全なはずの距離が、いちばん危ない場所だったっていう……この構図、ずるいわ。
「声による絶対服従」が、隠していた恋心を暴いていく
本作を他と分けるのは、六花が持つ「声による絶対服従」の能力です。言葉ひとつで鹿乃の心と身体を暴いていく力は、抗う間もなく彼女の内側に触れてきます。蓋をしていた恋心と、快感に翻弄される身体。その二つが同時に揺さぶられていく過程が、この作品の中心にあります。
あらすじで示されているのは、「洗脳」「快楽」「共依存」という三つのキーワードです。六花の執着は一方的に見えて、鹿乃自身もまた<唯一で最愛の推し>へ溺れていく。どちらか片方だけの暴走ではなく、二人が互いに深みへ沈んでいく構造になっている点が、単なる支配ものとは違う読み味を生んでいます。
「絶対服従」って言葉だけなら強いのに、六花の場合、そこに「前世からずっと」が乗ってるのよね。力で従わせてるんじゃなくて、執着の重さで逃がさない感じ。……ああ、もう、こういうのが読みたかった。
こんな人に刺さる作品です
- 推しと家族という、近くて越えられない関係から始まる物語が好きな方
- 穏やかな仮面の下に、重い執着を隠している相手に惹かれる方
- 抵抗しながらも、快感と感情の両方で落ちていく過程をじっくり追いたい方
- 転生もの×共依存という組み合わせを、甘さではなく濃さで読みたい方
合冊版には本編61ページに加え、あとがきと設定3ページが収録されています。世界観の裏側まで確認したい方は、そちらも含めて手に取ってみるとよいでしょう。
設定3ページ、これ地味に嬉しいのよ。六花が何をどこまで知っていたのか——そこが気になって仕方ないから。本編だけじゃ足りない、その一片をくれるのよね。




