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異世界召喚×性別変化×神権政治、三層が重なる設定
本作は、下校中の男子学生・蓮見彩と鶴城学が突如異世界へ転移され、「聖子」として扱われるところから始まるBL小説です。転移の際、女神の祝福によって下半身が女性化してしまうという設定が、物語全体の緊張感を生み出しています。
王家と神殿に分かれて保護されることになった二人。本作『神殿編』では彩が神殿側で過ごす数日間が描かれ、続く『王宮編』では学が王宮側で第二王子アルフレッドと対峙する構成になっています。全2部作ですが、神殿編単体でも完結して楽しめるとのことです。
彩とシルヴェル――22cm差が生む構図
主人公・蓮見彩は170cm、黒髪でどこかぼんやりとした美術部員。異世界召喚の影響で身体をカントボーイ化され、パニックに陥ります。友人である学への信頼が、彼の拠り所として描かれています。
対するシルヴェル・エストラドは192cm、薄灰色の髪に銀縁の片眼鏡、菫色の瞳を持つ美貌の聖職者。慈愛に満ちた笑みを絶やさない一方で、腹の底では彩を神殿に囲い込み、神権の象徴として手中に収めようとする野心家です。
この22cmの体格差は、単なる身体的スペックにとどまりません。保護と支配、慈愛と囲い込み――同じ方向を向いているようで異なる二つのベクトルが、この身長差に象徴されているように読めます。彩の純粋さと庇護欲を誘う雰囲気に、シルヴェルがどこから踏み込んでくるのか。そこが本作の読みどころの一つです。
「この世界の常識」が彩を変えていく過程
神殿での生活は、彩にとってVIP待遇の連続です。誰も彼もが敬い、好意的に接してくれる。その安堵の中で、彩は少しずつ神殿の日常に馴染んでいきます。
催淫風呂に浸かり、聖導力を高めるマッサージと称して美少年たちに性感帯を弄られ、デトックスとスライムに前後の孔を弄られる。これらはすべて「この世界の常識」として提示されます。彩自身が「だって、この世界の常識だもんね」と受け入れていく過程が、本作の中心にあります。
異世界のルールに適応していくことと、身体が書き換えられていくことが、同じ歩調で進む。その並行性が、単なる調教ものとは異なる読後感を生む設計になっています。
収録シチュエーションと物語の重心
公開されている収録シチュエーションは多岐にわたります。教皇の執務室でのおねだりと誘惑に始まり、催淫風呂での美少年神官たちによるマッサージ、スライムによる浄化、スケスケの法衣を纏っての神殿内の練り歩き、教皇シルヴェルによる開通式、浴場での奉仕、女神像の前での授種儀式、そして民衆へのお披露目へと続きます。
これらは単発のシーンとして並んでいるのではなく、彩の身体と立場が段階的に変化していく過程として配置されています。昼間はアトリエで絵を描き、毎晩教皇に種付けされるという生活の反復が、彼の内なる聖導力を開花させていく――という流れが、作品の背骨になっています。
溺愛と甘々成分が多めとされており、執着や囲い込みの要素と、彩自身の快楽堕ちが重なって進行します。官能シーンを中心に構成しつつ、設定や物語展開にも思考を凝らしているとのことです。
王宮編と二つの視点
本作は全2部作の構成で、『王宮編』は10月下旬に発売予定です。王宮編では彩の友人・鶴城学が視点となり、傲慢な第二王子アルフレッドとの関係が描かれます。
学は175cm、冷静沈着で頭脳明晰な少年。彩を守るためなら自己犠牲も辞さない保護者的存在です。カントボーイ化された屈辱に耐えながら元の世界へ戻る方法を探りますが、第二王子アルフレッドの執拗な支配欲に晒されます。
アルフレッドは187cm、金髪で尊大、圧倒的野心を持つ青年。学の知性と気高く涼し気な美貌に異常な執着を示し、そのプライドごと屈服させようと画策します。神殿編が「囲い込み」と「溺愛」の物語なら、王宮編は「屈辱」と「屈服」の物語。二人の友人をそれぞれ別の場所で待ち受ける異なる支配の形が、二部作の対比構造を成しています。
無料体験版とサンプル
本作の文体や傾向を確認できるよう、無料体験版58ページと画像サンプル10ページが公開されています。体験版には冒頭のエロシーン1種と冒頭の展開が、画像サンプルには目次とエロシーン2種が収録されており、それぞれ異なるシーンを掲載しているとのことです。
文字数は約10万文字、本文ページ数は3〜284ページ。予告より大幅に予定字数をオーバーしたものの、価格は据え置きで届けられています。
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