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13年分の片想いと、追いかけてくる幼馴染
本作は、実家が隣同士の幼馴染・凪にぃに13年間片想いを続けてきた主人公の物語です。けれど凪にぃにはセフレがいることがわかり、主人公は大学進学を機に一人暮らしを始めます。距離を置くための引っ越しだったはずが、凪にぃは隣に引っ越してきて——という導入が公開情報で示されています。
この作品を他と分けるのは、主人公が逃げるために動いた行動を、凪にぃが「全部わかってて」追いかけてくるという構図です。片想いの相手が近くにいるのに手が届かない、という幼馴染ものの定番の苦さに、追跡側の意図が見えている不穏さが重なります。
セフレがいる相手への片想いという、避けて通れない設定
公開されているあらすじでは、凪にぃにセフレがいることが判明する場面が物語の起点になっています。13年想い続けた相手に、自分ではない誰かがいる。その事実を知ったうえで、主人公は距離を置こうとします。ここが本作の感情の軸です。
単に近くにいてもらえない切なさではなく、相手の私生活を知ってしまったうえで、それでも想いが消えない時間が描かれることになります。幼馴染という長い関係があるからこそ、簡単に切り捨てられない重さがあります。
追いかけてくる側の気持ちが読めない、その緊張感
主人公が引っ越したのに凪にぃが隣へ越してくる、という展開は、追う側の行動が先に示される構成です。なぜ追いかけてくるのか、主人公の気持ちに気づいているのか、それとも別の理由なのか。あらすじの段階では凪にぃの内心は明かされていません。
年上の幼馴染という立場の人物が、主人公の逃避行にわざわざ並走してくる。この行動の意味を読み解きながら追いかけるのが、本作の醍醐味になりそうです。凪にぃの本心がどこで明かされるのか、そこまでの距離感を楽しむ作品といえます。
こんな人におすすめ
- 幼馴染との長い片想いを、じっくり重い感情で読みたい方
- 相手の私生活を知ってしまったうえでの、やりきれない距離感が好きな方
- 追う側・追われる側の心理のずれを、あらすじから想像して楽しみたい方
合冊版としてまとまっているため、13年分の想いがどこへ向かうのかを一気に追いたい方にも向いています。凪にぃの行動の真意を読み解く楽しさを、まずはあらすじから味わってみてください。





