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「好きになるワケない」と言い切った男が、すでに落ちている続編
本作は、有名小説家・御影慈円(36歳)と、給仕として働く黒井すみ(22歳)の関係を描くTL漫画の続編・完結編です。前作で慈円は、すみを他の男に渡したくないという一心から手籠めにしています。にもかかわらず、すみはいつも通り、むしろ元気よく給仕をこなす。その反応に違和感を覚える慈円の姿から物語は始まります。
慈円は関西出身の美形で、自尊心が高く、他者を見下す男尊女卑思考の持ち主として描かれます。そんな男が、たった一人の女性を失うことを恐れるようになってしまった——その変化自体が本作の軸です。続編では、すみの嘘、そして慈円が女性を見下すようになった理由が掘り下げられると案内されています。自尊心エベレスト級の男が、恋によって狂わされていく過程を追う構成です。
平凡なヒロインと、見下していた男の非対称
ヒロインの黒井すみは22歳。穏やかで自己主張は少なめですが、仕事はしっかりこなす敬語口調の女性と紹介されています。慈円の激しい感情に対して、すみの側は日常を崩さない。この温度差が、続編で「すみの嘘」という形で揺らぐと示されている点は、関係性の見どころになりそうです。
慈円の設定として、クリームあんみつと、すみの作ったかぼちゃの煮物が好きという記述があります。女を見下す男の嗜好が、すみの手料理に向いている。この食のディテールは、彼の感情の向かう先を静かに裏づける要素として読めます。
関西弁のヤンデレと、濃密な描写を求める人へ
本作は慈円視点で進むと案内されており、独りよがりで勝手に勘違いし、勝手に切れる愚かで純情なヤンデレ男として描かれると説明されています。関西出身の作者が描くため関西弁(大阪弁)は正確とのこと。口調の生々しさも本作の特徴です。
収録内容としては、濃厚な接吻やコスプレ、首輪といった要素がお品書きとして挙げられています。道具に頼らない男気一本の攻めというコンセプトも明記されています。自尊心の高い男が一人の女性に絆されていく過程を、重い執着ととも追いたい人に向く作品です。前作と原作小説が別途案内されているため、続編から読む場合は前作の流れを押さえておくと理解が深まります。
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