🎧 らぶカル TL/乙女ボイス
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「いい先輩」の顔の裏に、ずっとあなたを撮り続けてきた男がいる
本作は、学生時代から仲の良い映画サークルの先輩・桐島百(モモ先輩)と、宅飲みの延長で距離を縮めていくシチュエーションボイスです。モモ先輩は29歳、身長188センチのカメラマン。気さくで余裕があって、何を考えているか読めない——そんな「いい先輩」との、いつも通りのたわいない時間から物語は動き出します。
この作品を他と分けるのは、その「いい先輩」の裏側があらかじめキャラクター紹介で明かされている点です。大学時代の自主制作映画で被写体としてあなたを撮っていた頃から特別視していたこと、やがて盗撮へとエスカレートしていたこと、学校・職場・自宅と今に至るまで撮り続け、動画も写真も厳重に保管していること。さらに、あなたが飲みに来ると知った24時間前からは必ず禁欲するという徹底ぶりまで記されています。表向きの良好な関係と、その下に隠れた執着の落差を、最初から把握した状態で聴ける構成になっているのです。
宅飲み→撮影→その先へ、トラックで追う関係の変化
物語は、残業を終えてモモ先輩の家を訪れるところから始まります。自慰事情を聞かれて慌てる彼との、一定の距離を保った会話。そこにお酒が進み、夜もふけたころ、「新しい機材を買ったから試しに君を撮らせて欲しい」というお願いが持ち込まれます。カメラマンとしての機材の話でありながら、ファインダー越しの熱視線という形で、ふたりの空気が甘く変わっていくのがトラック2の聴きどころです。
トラック3では、先輩と後輩だった関係が「好き同士」へと変わり、そのまま体の関係へ進みます。ここで彼が見せるのは、余裕のある涼しい顔のまま弱いところを揺らしてくる意地悪さと、「ずっと君のことをそういう目で見てた」と打ち明ける真っ直ぐな視線。長年隠していた執着が、ようやく表に出る場面といえます。
トラック4は事後のやり取りです。恥ずかしがるあなたに、賢者タイムがないと笑ってみせる彼。ところが「なんか顔色悪いけど」という一言が挟まり、甘い時間に小さな影が差します。トラック5ではその流れを受けて、愛の言葉を囁きながら深く愛してくる彼の姿が描かれます。トラック6では、彼の吐息と囁きに加え、数分前の彼自身の声が遠くに響くという音響的な仕掛けが紹介されており、酩酊したような感覚を狙った構成になっています。そしてトラック7で、彼の「こんなところ」を知ったうえでのふたりの行方が示されます。
「二重構造」という聴き方——知ってから聴くと変わる温度
タイトルにもある「二重構造」は、この作品の楽しみ方を示す言葉です。視聴者はキャラクター紹介でモモ先輩の裏側を先に知り、そのうえで本編の「いい先輩」ぶりを聴くことになります。何気ない会話や冗談、撮影中の何気ない一言が、表の意味と裏の意味の両方で届く。あらすじを読んだうえで聴くと、同じセリフの温度がまるで変わって感じられるはずです。
また、あなた自身もモモ先輩のことがずっと好きでありながら、今の関係が壊れる恐怖から言い出せずにいます。互いに想いを隠している状態から始まるからこそ、関係が動き出したときの変化が際立ちます。甘い低音ボイスでのイチャイチャと、隠された執着の気配を同時に味わいたい方に向いているといえるでしょう。
特典とキャスト情報
特典には、桐島百のジャケット特別イラストと、実際に収録で使用したシナリオPDFが用意されています。CVは八神仙様で、キャストトークでは演じてみての感想や「もし映画監督になったら撮りたい映画」について語られるほか、SM度がわかるという心理テストも収録されています。本編の甘さと執着を味わったあとに、こうしたキャストの声を聴けるのも音声作品ならではの楽しみ方です。





