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📝 DLsite TL小説
▶ 『花の咲き順を書いた紙で回り方を覚えた七歳下の養蜂家に夏の夜の蜂場で「先輩の言葉で言ってください」と羽音のなか強請らされ種付けされた年上採種農家の話♡♡♡』の試し読み・お得なセール状況をチェック!
「先輩」と呼ぶ七歳下の養蜂家と、声が届かない蜂場の夜
本作は、採種農家の郡山苗(35歳)と、七歳下の養蜂家・琴平直澄(28歳)の関係を描くTL小説です。苗は花の種を採るために、畑の花をいつ咲かせていつ刈るかを決める仕事をしています。直澄は祖父の巣箱を継いだ養蜂家で、苗のことを「先輩」と呼びます。
きっかけは六年前にさかのぼります。二十二歳で巣箱を継いだばかりの直澄は、蜂を回す順番を決められずにいました。苗は自分の畑と近隣の花がどの順で咲くかを紙に書いて渡し、直澄はその紙のとおりに蜂を回すようになったといいます。この「花の咲き順を書いた紙」が、二人のあいだに残り続ける最初の接点です。
昼は開けられない巣箱を、夜の蜂場で
夏は受粉のために、直澄の巣箱が苗の畑へ入れられます。苗は蜜の上がりを見に夜の蜂場へ通うようになりますが、昼は蜂が働いていて箱を開けられないため、用事はいつも陽が落ちきってからです。蜂場は羽音で埋まっていて、普通の声では話が通りません。直澄は箱の蓋を持ち上げたまま、苗の耳のそばで短く話す男だとあらすじにあります。
「先輩の言葉で言ってください」――羽音が一度やんだ隙に、苗は自分の口で欲しいものをひとつだけ言う。言い終わると羽音が戻り、声は畑のほうへ消えていく。巣箱を入れている夏のあいだ、苗は毎晩そこへ通うことになります。声を張らない直澄が、羽音の切れ目だけを選んで話すという設定が、この作品の空気を強く規定しています。
言葉にできないヒロインと、待つ年下の構図
苗は、花の咲く順は一日の誤差もなく読めるのに、自分の欲しいものは言葉にし損なう人物として描かれます。直澄は声を張らず、羽音の切れ目だけを選んで話す人物です。六年前に紙を渡した側が「先輩」と呼ばれ続け、夏の夜に言葉を強請られるという関係のねじれが、この作品の中心にあります。
二人はどちらも十八歳をとうに越えた大人であることが明記されています。全54ページのR18作品で、登場人物・団体・場所はすべて架空のものとされています。
- 年下の養蜂家が、年上の採種農家を「先輩」と呼び続ける関係性
- 昼と夜で顔を変える蜂場という舞台設定
- 声が届かない環境でだけ交わされる、短い言葉のやりとり
こんな人に刺さる作品
年の差のある関係で、年下の側が静かに主導権を握っていく構図が好きな方に向いています。派手な言葉より、環境音に埋もれそうな短い一言にときめくタイプの方、職人の仕事の描写と夜の時間が丁寧に重なる物語を読みたい方にも合うでしょう。甘い展開をじわじわ味わいたいときに手に取りやすい一冊です。
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