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出来心が招く、解けない催眠術と囚われの執着愛
騎士団の寮に住み込みで働く没落男爵令嬢エリーゼは、聖騎士団長ジルに密かな恋心を抱いています。けれども身分が違いすぎる自分には分不相応だと、その想いはいつも心の奥に仕舞い込むばかり。そんなある夜、泥酔したジルを寮の部屋で介抱した彼女は、友人に聞いた催眠術を出来心で試してみてしまうのです。
すると術にかかったジルは、目をとろんとさせ「愛してる……俺のかわいい人……」と口づけをしてきます。さらに彼女を欲しがるジルの想いに応え、多幸感とともに身を重ねたエリーゼ。これは一夜限りの夢にするつもりだったのに、催眠術が解けないジルから「結婚しよう」と言われてしまうのです。
強い罪悪感を覚えたエリーゼは、彼のもとを去ろうとします。しかし催眠術が解けないままのジルは、どこまでもまっすぐに想いをぶつけてくる。出来心から始まったこの恋が、身分差の壁を越えていけるのか。二人の行く末が気になって仕方なくなる、じれったくも愛おしい展開です。
出来心の罪悪感が深まるほど、迫る激重感情
出来心でかけた催眠術が解けないという事実は、エリーゼの罪悪感をどんどん募らせていきます。一方ジルは「俺の最愛の人」と変わらず激重感情をぶつけてくる。その言葉が術のせいなのか、それとも本心なのか。エリーゼが苦しめば苦しむほどにジルの執着は深まり、身分差という壁も相まって、二人の関係に独特の緊張感が生まれているのです。隠れヤンデレの要素が、この物語の魅力を何倍にも引き上げています。
特装版だけの贅沢な収録内容
本作は電子書籍特装版として、書き下ろし番外編(ノベル書式換算17ページ分)やカバーイラストのラフ・完成版、キャラクターラフ12ページが収録されています。本編の余韻に浸りながらキャラクターの表情や衣装の設定ラフをじっくり眺められるのは、特装版ならではの楽しみ方。書き下ろしの番外編では、本編では描かれなかった二人の時間を味わうことができるのも嬉しいポイントです。
