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発売日: 2026/10/05 | 著者: まちば
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ケンカの仲裁に入ったら、それが本人たちのプレイだった……。この時点で胃が痛い。しかも童貞を奪われた側が旅人で、奪った側が「連れてって」。重い。重すぎる。読む。
目次
傷を抱えた放浪者と、悲しみ方が下手な青年のふたり旅
離島で民泊を営むツツムは、ある夜、ケンカの仲裁に入ります。しかしそれは宿泊客の美波が自ら求めたプレイの一環でした。邪魔をされた腹いせに、美波はツツムの童貞を奪ってしまいます。激しい行為の最中、朦朧とした美波がしきりに呼んでいたのは、今は亡き恋人の名前でした。
翌日からツツムが旅に出ると知った美波は「俺も一緒に連れてって」と言い出します。無邪気なようで、悲しみ方が下手な彼を、ツツムは放っておけません。傷を抱えた放浪者と、彼を包み込もうとする青年。せつなくも優しい救済のふたり旅が描かれます。描き下ろし21Pも収録されています。
亡き恋人の名前を呼びながら、目の前の相手に縋ってしまう。この構図だけで解像度が高い。美波の「無邪気なようで、悲しみ方が下手」という表現、刺さる人には刺さる。
Q. ツツムと美波の関係はどのように始まりますか?
A. ツツムが美波のプレイの仲裁に入ってしまい、その腹いせに美波がツツムの童貞を奪ったことから始まります。
Q. 美波が激しい行為の最中に呼んでいたのは誰ですか?
A. 今は亡き恋人の名前です。朦朧とした状態で、しきりにその名前を呼んでいました。
Q. ふたりはなぜ一緒に旅をすることになるのですか?
A. 翌日からツツムが旅に出ると知った美波が「俺も一緒に連れてって」と言い出し、悲しみ方が下手な彼をツツムが放っておけなかったためです。
これ、執着の方向が一筋縄じゃない。亡き恋人への未練を抱えたまま、ツツムに「連れてって」と縋る美波。ツツムはそれを拒めない。救済って言葉で片付けたくない重さがある。民泊という閉じた場所で始まった関係が、旅という開かれた場所でどう変わっていくのか。そこが一番読みたい。電子限定のおまけも含めて、じっくり噛み締めたい一冊。




