📖 DMM.com BL漫画
発売日: 2026/09/10 | 著者: るぅ1mm
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待って、この作品まだあまり知られてないの……? ヒモ×恩返し×同居って、あたしの好きなやつ全部入り。あらすじ読んだ瞬間、心臓が変な音立てた。
ヒモとして転がり込んだ先は、恩を返したい男の部屋だった
主人公のマユは、ヒモ暮らしをしていたある日、彼女の親に部屋からたたき出されてしまいます。目を覚ますと、そこは知らない男の部屋。目の前には、怪我の手当てをしてくれたヤマトという男がいました。
ギブ&テイクを信条とするマユは、手当ての恩を返そうとします。しかしヤマトは、昔マユに助けられたから恩を返す必要はないと言います。マユには覚えがありません。それなのに、ヤマトは「なんだってしてあげたい」と告げるのです。
正体のわからない男の好意を怪しみながらも、行く宛てのないマユは、ヤマトのヒモとして暮らすことを選びます。突然の同居から始まる、男ふたりのラブストーリーです。
「覚えがない」のに「昔助けられた」。この情報の非対称性だけで、もう物語の火がついてる。マユが思い出せない何かを、ヤマトだけが抱えてるってこと……。
ギブ&テイクを信条にする男が、テイクを受け取ってもらえない
マユは恩を返すことを自分のルールにしている人物です。だからこそ、手当てをされたら返そうとする。けれどヤマトは、それを「必要ない」と遮ります。与える側でありたいマユが、一方的に与えられる側へと置かれる。この立場の反転が、同居という関係の芯にあります。恩を返せないまま同じ部屋にいる時間が、マユの中で何になっていくのか。あらすじからは、その積み重なりだけが静かに見えてきます。
「なんだってしてあげたい」と言い切る男の、根拠の見えない一途さ
ヤマトは、マユが覚えていない過去を理由に、見返りを求めず尽くそうとします。その申し出は親切であると同時に、あまりに根拠が見えない。怪しむマユの感覚は、読む側の感覚とも重なります。それでも行く宛てがないという現実が、ふたりを同じ屋根の下に留めます。過去の出来事が明かされる瞬間、ヤマトの「してあげたい」の意味は変わるのか。そこが読みどころになります。
ヒモという関係、外から見たら歪なのに、内側ではたぶん一番まっすぐなんだよね。与えたい男と、返したい男。噛み合わないまま同じ部屋で暮らすの、しんどくて、たぶんすごくあたたかい。この作者さん、関係性の温度をきちんと描く人だ……。





