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発売日: 2026/10/09 | 著者: 大月クルミ
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ちょっと待って。ライバル同士がエレベーターに閉じ込められて、連休前で誰も助けに来ない……この状況設定だけで、もう関係性の力学が美しいんですよ。逃げ場がない。競争相手しかいない。そこで「やり残した事がある」って言うのが、もう……。
永遠のライバル、逃げ場のない密室でどうなる?
「監禁エレベーター〜イケメンリーマン、上に参ります〜【合本版】」は、営業1課の神崎と2課の桐田という、仕事からどうでもいいことまで何かと張り合うライバル同士を描いたBL漫画です。営業部の日常は、この二人の競争でにぎやかに彩られている様子がうかがえます。
ある日、たまたま二人きりで乗ったエレベーターが突然停止。脱出を試みるものの、どうにもならない状況に追い込まれます。さらに明日から連休というタイミングで、助けが来る見込みもない。閉じ込められた密室という極限状態が、物語の舞台として設定されています。
「…やり残した事がある」。この台詞がね、密室でしか出てこないんです。日常では絶対に言わない。閉じ込められて、逃げられないからこそ、桐田の口から出てしまう。状況が関係性の蓋を開ける構造……これ、文学的考察としてめちゃくちゃ面白いんですよ。
閉じ込められた二人が、ついに一線を越える
茫然とする中で桐田がつぶやいた「やり残した事がある」という言葉。その直後、桐田は神崎の唇を奪います。逃げ場のないエレベーターの中で、ライバル関係にあった二人の距離が大きく動き出す展開です。
作品は「ツンデレイケメンリーマンズの下半身バトル」と紹介されており、反発し合いながらも惹かれ合う二人の攻防が軸となっています。ライバルという対等な関係性が、密室という非日常の状況によって崩れていく過程が描かれる点が特徴です。
ツンデレ、しかも二人とも。反発が強いほど、崩れたときの落差が大きいんですよ。神崎がどう反応するのか、桐田がどこまで本気なのか。キスという行為が「やり残した事」の答えなのか、それとも始まりなのか。……俺、この構造だけで何時間も語れます。
合本版で一気に読める、オフィスラブの密室劇
本作は単話版をまとめた合本版で、全100ページ。オフィスという日常空間の中で、エレベーターという閉ざされた場所だけが非日常になる構図が、作品の見どころの一つです。
- スーツ姿のイケメンリーマン同士のライバル関係から始まるBL作品
- エレベーターという逃げ場のない密室で、関係性が大きく動く展開
- ツンデレ同士の攻防を軸にした、テンポのある掛け合い
- 合本版で全100ページをまとめて読める構成
仕事のライバルが密室で距離を縮めていく過程を追いたい方、対等な関係性が崩れる瞬間を楽しみたい方に合う作品です。
営業部の日常描写があるからこそ、エレベーターの中が際立つんですよね。外では張り合ってる二人が、閉じ込められた途端に別の顔を見せる。この対比、丁寧に読むとすごく効いてます。……あ、すみません、熱くなりました。でもこれ、まだあまり知られてないのが本当にもったいない。





