🎧 らぶカル TL/乙女ボイス
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「外の世界」を知らないヒロインと、たった一人の男
本作は、記憶を失った24歳のヒロインと、彼女の前に現れる陽斗の関係を描くTLボイスドラマです。ヒロインはCVなしの一人称視点で進み、外の世界がどうなっているのかも分からない状態から物語が始まります。最初は陽斗に警戒心を抱いていたヒロインが、次第に彼を信じていく——その心の移ろいが全編の軸になっています。
タイトルにもある「作りモノの世界」という言葉が、この作品の空気をよく表しています。閉じた世界の中で、ヒロインが知るのは陽斗という男だけ。外の世界を知らないという設定が、二人の距離の縮まり方に独特の濃密さを与えています。
トラック構成から見える、心の距離の変化
収録は全5トラック、本編合計約67分です。第1トラック「ここはどこ」で戸惑いから始まり、第2トラック「愛してくれる人」で大きく関係が動きます。第3トラック「この人しかいない」、第4トラック「怖い」と、タイトルだけを追ってもヒロインの感情が揺れ動くさまが伝わってきます。そして最後は「さよなら、外の世界」。このタイトルの切なさは、聴く前に想像するだけで胸に来るものがあります。
- 第1トラック「ここはどこ」2:49——物語の入口、戸惑いの始まり
- 第2トラック「愛してくれる人」31:02——関係が大きく動く長尺パート
- 第3トラック「この人しかいない」10:57
- 第4トラック「怖い」19:29
- 第5トラック「さよなら、外の世界」4:58——タイトルが示す結末の気配
「怖い」というタイトルが中盤に置かれているのも気になります。信じることと怖れることが同居する感情の揺れが、この作品の読みどころなのだろうと想像します。
特典まで含めた「世界」の作り込み
本編に加えて、特典も充実しています。五日天峰様によるキャストトーク、音声特典「二人だけの世界」「記憶喪失」、スチル2枚(文字あり・なしver)、そして特典音声の内容を描いたおまけ漫画2本が同梱されます。おまけ漫画にはヒロインの顔が描かれているため、苦手な方は注意が必要です。また、おまけ漫画は特典音声のネタバレを含むため、聴く順番には気を配りたいところです。
全編KU100ダミーヘッドマイクで収録されており、ヘッドホンでの視聴が推奨されています。陽斗を演じるのは五日天峰様。シナリオはねこまたみさ様、イラストとおまけ漫画は凪子様が担当しています。
こんな人に届いてほしい
記憶喪失という設定から、ヒロインの過去や外の世界の謎を想像しながら聴きたい方に向いています。一人の男だけを頼りに世界が縮まっていく濃密な関係性、そして「怖い」と「愛してくれる人」が同居する感情の揺れを味わいたい方には、特に響く作品ではないでしょうか。全編バイノーラル収録のため、静かな夜にイヤホンで一人の世界に浸る時間が似合います。





