📝 らぶカル TL小説
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「役目」のはずが、逃げられない関係になっていく
本作は、交通事故で死亡した元会社員が、魔力を消し去る珍しい力を持つ男爵令嬢イリスとして異世界転生する物語です。その力を買われ、王国随一の魔力を持つ天才魔法使いメルキオールの有り余る魔力を受け取り、暴走を抑える役目を担ってきたイリス。しかしその方法は、始めは手を繋ぐだけだったものが、やがてキスでの譲渡になり、最近ではさらに深いキスを求められるようになっていました。
「役目」として始まったはずの関係が、少しずつ形を変えていく。その距離の詰まり方が、この作品の軸になっています。
地味な自分は側にいるべきではない——イリスの決断
イリスは、不気味な力を持つ地味な自分がこれ以上メルキオールの側にいるべきではないと考え、メルキオールと会う約束を破り、王都から離れた実家へ逃亡しようとします。身を引こうとする理由が「嫌いだから」ではなく「ふさわしくないから」であるところに、この関係のねじれがあります。
一方のメルキオールは、イリスの身体に居場所を観測する魔法を仕込んでいました。逃亡はあっさり見つかり、イリスは私室へ連れ去られます。「僕の許可なく、ずいずれと遠くまでお出かけだね、イリス」という言葉が、彼の側から逃れる道が最初から用意されていなかったことを示しています。
「言葉で分からないなら、身体に分からせる」
必死に説得しようとするイリスに対し、メルキオールは聞く耳を持ちません。「言葉で言っても分からないなら、身体に分からせるしかないよね」——眠っている間に魔力を使えば使うだけ快感を感じてしまう薬を飲ませ、身体のあちこちにキスをしながら魔力を注いでいきます。魔力を注がれればイリスの体は反射的に力を使ってしまい、同時に甘く痺れるような快楽を感じてしまう仕組みです。
さらに「本当はここが、一番魔力を注ぎやすい場所なんだよ」と、一番敏感なところにまで舌を這わされる展開へ。無料部分にはキスやキスマーク、乳首責め、クリ責め、クンニが、有料部分には鏡の前での見せつけ、魔法で本音を言わされながらの行為、連続絶頂、本番、中出しが挙げられています。
執着と溺愛が同じ方向を向いている
メルキオールはイリスのことが大好きな天才魔法使いで、薬や魔法を使って快楽責めにし、どうにか自分のものにしようとします。嫌われて閉じ込めるのではなく、好かれているから逃さない。その執着と溺愛が同じ方向を向いているのが、この作品の味わいどころです。年下攻め、閉じ込め、監禁、言葉責め、わからせといった要素が並び、ハッピーエンドと明記されています。約31000字と、ひと晩で読み切れる長さなのも嬉しいところ。
身分差や「ふさわしくない」という引け目から身を引こうとするヒロインと、それを許さず囲い込む相手、という構図が好きな方には、あらすじの時点で刺さるものがあるはずです。





