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▶ 『国外追放の悪役令嬢が関の検め所から出られないのは徴税吏が『貴女の荷だけ検めなかった』からで、帳面が閉じるまで毎夜種付けされ孕まされる話♡♡♡』の試し読み・お得なセール状況をチェック!
「検めない」一行が、追放令嬢のすべてを縛る
本作は、乙女ゲーム『銀鎖の国境』の悪役令嬢セラフィーヌ・ミルボーに転生した主人公が、国外追放の令状を手に国境の関へと至る物語です。この国の追放は、関で荷と身柄を検められ、帳面に「検め済」の一行が記されてはじめて成立します。ところが検めを預かる徴税吏アンセルム・ドゥブレは、彼女の荷にだけ手をつけません。未検の一行が残るかぎり、セラフィーヌは国の内にも外にもいない者として、関の検め所に留め置かれることになります。
三年前の帳面の頁に挟まれた、たった一枚の紙
アンセルムが荷を検めない理由は、三年前の関の光景にあります。関を通った令嬢たちが皆 従僕に荷を開けさせるなか、二十歳のセラフィーヌだけが自分の手で自分の荷を開けて見せたこと。彼は以来ずっと、その日の帳面の頁に紙を挟んだままにしています。生涯で検めなかった荷はひとつだけ——という彼の在り方が、物語の軸として置かれています。
関の内と外、吏と罪人、公の手続きと私事。検め台の上ではそれらの境が順に外れていき、封蝋の割れる音のなかで夜が重なっていく。身分差と執着が、手続きという冷たい枠組みの上で静かにほどけていく構成です。
破滅ではなく、検め欄が埋まる結末へ
やがてアンセルムは、通行の控えから宝物が国境を越えた日と、その日に検めを代行した者を突き止めます。破滅エンドではなく、未検のまま空いていた検め欄に「検め済」の三文字が入り、その下の一行へ婚姻が書き足されて、二人で関を通るハッピーエンドへと向かいます。ざまぁと溺愛の両方が、帳面という同じ舞台装置で回収される流れは、手続きものの快感を味わいたい読者に響きそうです。
こんな人に合う作品
- 手続きや書式、帳面といった事務的なモチーフを軸にした物語が好きな方
- 身分差のある二人が、公と私の境を少しずつ崩していく過程を味わいたい方
- 悪役令嬢転生ものの、破滅ではない回収の仕方を読みたい方
- 執着と溺愛、そして最後にきちんと婚姻まで描かれる話を求める方
全68ページのR18作品で、登場人物はいずれも18歳以上の成人として描かれています。関の検め所という閉じた舞台で、手続きが私事に変わり、最後には帳面の一行が二人の関係を公に記録する——その静かな逆転を、じっくり追いかけたい一冊です。
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