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発売日: 2026/10/06 | 著者: 白霧雪。 / 笠井あゆみ
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これ、見つけたときちょっと手が止まったのよね。仇敵に救われて、奪われて、それでも揺れていく……あらすじだけで夜更かし確定だわ。
仇敵に救われた皇子が、執着の底で揺れていく物語
十年前の戦で片角を折られ、魔力の半分を失った魔族の皇子・ヘイズィラール。人間との戦に敗れ、捕虜となった彼が断頭寸前で助けたのは、父である魔王を討った英雄・マキウスでした。命を救われた相手は、自分の父を討った仇敵でもある。この救済と憎悪が同時に成立してしまう構図が、まず重いのよね。
助けられた戸惑いもつかの間、ヘイズィラールはマキウスに無理矢理その身を奪われ、憎悪を募らせていきます。しかし身も心も執拗に求められ、歪な愛情と快楽に囚われるほど、彼の心は揺らぎ始める。抗う感情と堕ちていく感覚が同じ人物へ向かう、危うい均衡が描かれるようです。
救いと暴力が同じ手から来るの、ずるいわ。ヘイズィラールの揺らぎを追いかけるだけで、たぶん読後しばらく引きずるやつ。
Q. ヘイズィラールとマキウスの関係はどのようなものですか?
A. マキウスはヘイズィラールの父である魔王を討った英雄であり、敗れて捕虜となったヘイズィラールの命を断頭寸前で救った相手です。ヘイズィラールにとっては仇敵にあたります。
Q. 物語はどのような展開で進みますか?
A. 捕虜となったヘイズィラールがマキウスに身を奪われ、憎悪を募らせる一方で、執拗に求められるうちに心が揺らいでいく流れです。やがてマキウスの執着に秘められた十年前の因縁が明らかになります。
Q. どのような読者に向いていますか?
A. ファンタジー世界を舞台に、純粋な愛とは呼べない歪な執着や依存を描いた関係性を読みたい方に向いています。仇敵同士という対立軸を抱えたまま進行する物語を求める方に合うでしょう。
十年前の因縁が明らかになる、って一文がもう……あらすじの最後にこれを置かれたら読むしかないじゃない。憎悪が執着に、執着が愛に化けていく過程を、静かに見届けたいのよね。まだ知られてないなら、今のうちに確保しておきたい一冊だわ。





