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止まっていた時間が、ようやく動き出す――幼馴染の恋が交差する瞬間
わがままで子どもっぽいレオと、クールで大人びた隼人。ふたりはずっと一緒に過ごしてきた幼馴染です。レオは隼人の「一番」でいたいと願いながらも、その感情が何なのかわからないまま高校生になります。一方の隼人は、無自覚なレオに対する苛立ちを募らせ、自分の気持ちを抑え込めなくなっていく……。
上巻では、隼人の「いつになったら俺のこと好きになるんだよ」という言葉が、ふたりの関係の分岐点になります。長年積み重ねてきた感情が言葉になった瞬間、これまで「友達」という枠に収めていた関係性が音を立てて崩れていくような、切なくて苦しい空気感が作品全体を包んでいます。
下巻では、ようやく自分の気持ちに気づいたレオが、失恋したと思い込んで隼人と距離を置き、引きこもってしまいます。一方の隼人も、レオへの気持ちを諦めるために恋人をつくったことを蒼に見透かされ、たしなめられる展開に。互いを想っているのに、互いを傷つけることを恐れてすれ違い続けるふたりの姿に、もどかしさと同時に「どうかこの想いが届いてほしい」という願いが込み上げてきます。
タイトルにある「プロポーズ」という言葉。これまでのすれ違いと切なさを経て、ようやく交差する恋の行き着く先が、きっと心に響く作品です。
Q. レオと隼人はどんな幼馴染関係?
A. わがままで子どもっぽいレオと、クールで大人びた隼人。ふたりはずっと一緒に過ごしてきた幼馴染で、レオは常に隼人の「一番」でいたいと思っています。レオの隼人への依存にも似た感情は、本人も名前がわからないまま高校生になり、大人びていく隼人との距離に戸惑う様子が描かれます。一方の隼人は、無自覚なレオに対して苛立ちを募らせていく関係性です。
Q. 隼人が恋人をつくったのはなぜ?
A. レオへの気持ちを諦めるためです。下巻で失恋したと思い込み引きこもってしまったレオと距離を取り、自分の感情を抑え込もうとした隼人。しかし、その行動は蒼に見透かされ、「レオを傷つけてしまう」とたしなめられるきっかけになります。隼人なりにレオを想って選んだ選択が、結果的にふたりのすれ違いを深めていく、切ない展開です。
Q. 「14人」という数字はあらすじではどういう意味?
A. すれ違い続けるふたりに対して「14人」という人数が示されています。あらすじでは「すれ違い続ける14人の隙を付け入るように、ある人物がレオに近づいてきて……」と説明されており、レオと隼人の関係がどれほど長くすれ違っていたかを表現していると考えられます。この「ある人物」の存在が、ふたりの関係にどう影響するのかも見どころです。
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