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互いに「一番」でいたいと願う、幼馴染みたちの甘く苦い両片思い
『幼馴染の君と恋人になるまで 嫉妬させたい』は、わがままで子どもっぽいレオと、クールで大人びた隼人という対照的な幼馴染みの2人を中心に展開するBLボイスドラマです。レオは幼い頃から隼人の『一番』でいたいと思い続け、その感情が依存にも似たものであることに気づかないまま高校生になります。
隼人はそんな無自覚なレオに対して苛立ちを募らせていきます。『お前、いつになったら俺のこと好きになるんだよ』という台詞には、幼馴染みとして甘えるレオへの焦りと、独占欲が凝縮されているといえるでしょう。2人の間にはすでに、友達という関係性をはみ出した感情が渦巻いています。
下巻では、ついに隼人が好きだという気持ちに気づいたレオが、失恋したと思い込んで隼人と距離を置き、引きこもってしまいます。一方の隼人も、レオへの気持ちを諦めるために恋人をつくったことを蒼に見透かされてしまい、いつかレオを傷つけるかもしれないと自分の気持ちを抑え込んで距離をとるようになります。
お互いが『一番』を求め合いながら、その想いをすれ違わせていく展開は、音声作品ならではの臨場感と相性抜群です。吐息や間、声の震えひとつで二人の距離感が変化する様子を耳元で体感できるはずで、イヤホンを着けて聴けば、より一層物語の世界へ引き込まれることでしょう。
Q. レオと隼人は、どんな幼馴染みなのでしょうか?
A. レオはわがままで子どもっぽく、隼人はクールで大人びた性格です。二人はずっと一緒に過ごしてきた幼馴染みで、レオは隼人の『一番』でいたいと常に願っています。しかしその感情が隼人への依存にも似たものであることを自覚できず、高校生になって大人びていく隼人との距離に戸惑います。一方の隼人は、友達のままでいるレオに対して苛立ちを募らせていくのです。この対比が、二人のすれ違いをより焦れったく見せているポイントでしょう。
Q. レオは自分の気持ちに気づいたあと、なぜ引きこもってしまうのですか?
A. レオは下巻で、隼人を好きだという気持ちにようやく気づきます。しかし同時に、隼人が自分ではない誰かを選んだことで失恋したと思い込んでしまい、隼人と距離を置くようになります。好きだからこそ近づけないという選択をして、自室に引きこもってしまうのです。彼にとって隼人は長く『一番』であり続けた相手なだけに、そのショックは計り知れません。無自覚だった期間の長さが、気づいた時の衝撃を大きくしているともいえます。
Q. 隼人の距離をとる行動には、どんな意味があるのでしょうか?
A. 隼人は、レオへの気持ちを諦めようと恋人をつくります。しかしその理由を蒼に見透かされ、たしなめられてしまうのです。さらに『いつかレオを傷つけてしまうかもしれない』という自戒から、自分の気持ちを抑え込み、レオと距離をとるようになります。恋心を手放したいほどに募らせてしまった感情が、すれ違いを深めていく展開です。二人は互いを想うからこそ距離をあけ、結果的にすれ違い続けるという、切ない構造がここにあります。
