帝国一の英雄様は、恋するじゃじゃ馬令嬢を昼夜かまわず蕩かし尽くしたい

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帝国一の英雄様は、恋するじゃじゃ馬令嬢を昼夜かまわず蕩かし尽くしたい

発売日: 2026/08/14 | 著者: 桜旗とうか / 七夏 | 出版社: Palmier | レーベル: IRIEnovel

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桃香

初手の“頭突き”は予想外だったわ……。でも、英雄様の一方的な求愛よりも、あの苦しそうな「逃げてくれ……」に何か秘密がありそうで、もう気になって仕方ないのよね。

偶然の出会いが運命の歯車を動かす、王道にして新感覚のラブロマンス

帝国の英雄・ロベリウスの帰還を祝う祭りの日、貧乏貴族の令嬢ラティは町へ繰り出していました。しかし帰還ルートの変更により街は不穏な空気に包まれ、帰路を急ぐ彼女の前に黒い軍服をまとったロベリウスが現れます。苦しそうな様子の彼を放っておけず助けようとするラティですが、突然襲い掛かられてしまうのです。

「逃げてくれ……」と辛そうに告げる彼に、ラティが思わずお見舞いしたのが“頭突き”。気を失ったロベリウスをよそに逃げ帰ることになりますが、翌日彼が中庭に現れ、結婚を申し込んでくるのです。突然の求婚に戸惑うラティに、ロベリウスは婚約者候補として恋人同士の振る舞いをするようになり――。

身分差がありながらも、決して一方的ではないラティの行動力が物語を動かしていく展開は、読んでいて気持ちがいい。英雄という立場と、一人の男性としての素顔のギャップにも期待が高まります。

桃香

「結婚を申し込みに来た」って、昨日のアレがきっかけなの?それとも元々目をつけてたの?……どちらにせよ、あの頭突きを経てお見合いみたいな関係になる流れが、なんだか憎らしいほど可愛いのよね。

英雄と貧乏貴族の令嬢、凸凹なふたりの関係性の行方

ロベリウスは帝国の英雄と称される軍人で、黒い軍服が印象的な人物です。帰還ルートの変更により街が不穏な空気に包まれるなか、彼が苦しそうな様子を見せていたことから、何か事情を抱えていることがうかがえます。それでもラティに「逃げてくれ……」と言えるところに、彼の優しさと危うさが同居しているのが感じられます。

一方のラティは貧乏貴族の令嬢でありながら、英雄相手に頭突きをかます行動力の持ち主です。お茶をしているところに突然求婚しに現れたロベリウスに対して、「婚約者候補として恋人同士の振る舞い」を求められても、逃げ出さずに向き合おうとする強さがあります。

身分差がありながらも対等に渡り合うふたりの関係性は、一方的な溺愛ではなく、互いに引っ張り合うような緊張感があります。英雄がなぜ彼女にそこまで執着するのか、その理由が明かされる瞬間を楽しみにしながら読み進められる作品です。

桃香

「たくさん気持ちいいことを覚えて、俺の前で乱れてほしい」って、もうこの一文だけで彼の執着の深さが伝わってくるわよね。英雄なのに、たった一人の令嬢にここまで真っ直ぐなのは、なんだか逆に怖いくらいだわ。

「覚えてほしい」と願う彼の、一途さの裏側にあるもの

「たくさん気持ちいいことを覚えて、俺の前で乱れてほしい」

この一文は、ロベリウスのラティに対する想いの強さを端的に表しています。単に愛しているとか、結婚したいという言葉ではなく、「気持ちいいことを覚えて」という言葉に、彼が彼女に何を求めているのかが凝縮されているのです。

英雄という立場でありながら、彼はラティに「覚えてほしい」と願う。つまり、彼女に経験を積ませる存在でありたい、彼女の初めてを独占したいという執着が感じられます。「俺の前で乱れてほしい」という言葉には、彼女の全てを受け止める覚悟のようなものも見えてきます。

頭突きで気絶させられた翌日に求婚しに現れるという非常識さは、彼の常識を超えた一途さの表れなのでしょう。このセリフが物語のどこで語られるのか、その瞬間のラティの反応にも注目しながら読みたいところです。

桃香

身分差も、契約じみた婚約者候補制度も、全部ひっくるめて「英雄様の執着」ってひとことで片付けられない奥行きがあるのよね。頭突きから始まった関係が、どこまで深くて甘くて、それでいて危険な方向に転がっていくのか……続きが本当に待ち遠しいわ。

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