無敵恋愛S*girl 2026年10月号

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無敵恋愛S*girl 2026年10月号

発売日: 2026/08/20 | 著者: 美波はるこ / 田尾裸べっちー / フジヒナタ / 南志都 / てばさきのぶお / 稲本いねこ / めぐみけい / 桜咲和美 / トーマト / たもと琥珀 / 比叡山おにく / 餅田こゆび / 茶子 / 日陰かの / 三浦ひらく / 大江戸ウメコ / クレイン / 南ひかり | 出版社: ぶんか社 | 443P

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桃香

巻頭から幼なじみの重すぎる愛……今月号も執着のオンパレードね。じっくり味わわせてもらうわ。

今月号は“重すぎる愛”と“執着”がテーマのフルコース

『無敵恋愛S*girl』2026年10月号は、どの作品を取っても「一途さ」と「独占欲」の濃度が際立つラインナップです。巻頭を飾るのは、美波はるこ先生の『たっぷりクリーム召し上がれ』。疎遠になっていた幼なじみからの3回目のプロポーズという、まさに運命の再会劇から幕を開けます。

答えに悩むうちに同棲生活(仮)が始まってしまうという、現実ではなかなか起こり得ない展開に、大人の私は「ありえない」と思いつつも、その状況に身を置くヒロインの心情に寄り添いたくなるのが正直なところ。毎朝毎晩求められるという表現からも、愛情表現の激しさが伝わってきます。

そして、田尾裸べっちー先生の『塩対応な錦くんは私にだけ執着ヤバめ』が堂々のフィナーレ。彼氏の“フリ”から始まった関係が、クールで不愛想な後輩の本気の執着に変わっていく様は、連載を通じて見守ってきた読者にとって感慨深いものがあるのではないでしょうか。

さらに『異世界で愛されド淫乱な聖女様になっちゃいました!?』では、スパダリ王子による絶頂管理が展開。現実世界では味わえない、ファンタジー設定を活かした甘々な支配関係が描かれます。どの作品も「一途さ」の裏側にある感情の機微を丁寧に描いており、TL漫画の醍醐味を存分に味わえる一冊です。

桃香

幼なじみからの3回目のプロポーズって……よっぽどの執着心よね。そこがたまらないんだけど。

キャラクターの魅力と関係性

今月号の見どころは、ヒーローたちの「重すぎる愛」の表現方法の多彩さです。『たっぷりクリーム召し上がれ』の黒河は、疎遠になっていた期間を経てもなお真保への想いを持ち続け、3度もプロポーズをするという一途さ。彼にとって真保は幼なじみという枠を超え、どうしても手放せない存在なのでしょう。

『塩対応な錦くんは私にだけ執着ヤバめ』の錦くんは、周囲には塩対応でありながら、つむぎさんにだけは特別な感情を向けるというギャップが魅力。彼氏の“フリ”という仮初めの関係が、いつしか本物の愛情へと変わっていく過程に、読者の心が揺さぶられます。

また、『異世界で愛されド淫乱な聖女様になっちゃいました!?』の王子は、ヒロインを「絶頂管理」という形で支配しながらも、その根底には深い愛情が感じられるスパダリタイプ。ファンタジーだからこそ許される、現実離れした甘い関係性が描かれています。

一方で、理性ゼロの旦那様やドSな策士、でかつよ彼氏など、タイトルからして強烈なキャラクターが勢揃い。どのヒーローもヒロインへの執着をストレートに表現しており、「現実にはいないけどいてほしい系」の男性たちが存分に楽しめる内容です。

桃香

「大事にしたいと思いました」って……この一言に執着の本質が詰まってるわよね。ぐっときた。

心に刺さった一文を辿る

「つむぎさんを大事にしたいと思いました」

この言葉は、『塩対応な錦くんは私にだけ執着ヤバめ』のラストを飾る、錦くんの本心が露わになる瞬間のセリフです。クールで不愛想な後輩が、ここまでストレートに想いを言葉にするのは、物語の開始時点では想像もできなかったことでしょう。

「大事にしたい」という表現は、一見すると穏やかで誠実な言葉に聞こえます。しかし、この作品のタイトルには「執着ヤバめ」とある通り、錦くんの「大事にする」という言葉の裏には、他の誰にも渡したくないという強い独占欲が隠されているはずです。

彼氏の“フリ”から始まった関係が、いつしか錦くんの本気の愛情へと変わっていく。その過程で積み重ねられた想いが、この一言に凝縮されているように感じられます。クールなキャラクターが不器用ながらも本心を伝える瞬間は、TL漫画の中でも特に胸が熱くなるシーンではないでしょうか。

言葉の端々に滲む執着心。それが本物の愛情へと昇華される瞬間を、読者は見届けることができるのです。

桃香

今月号は特に「重い愛」のバリエーションが豊かで、私としては大満足の内容だったわ。幼なじみの一途さも、後輩の不器用な執着も、王子様の絶頂管理も……どの作品も「愛され方」の違いがしっかり描かれていて、読み応えがあった。現実にはいないけどいてほしい系男子がこんなに揃うなんて、読者としては贅沢な一冊よね。特に塩対応だった錦くんが最後に「大事にしたい」なんて言っちゃう日が来るとは……連載開始時には想像できなかったわ。この執着の育まれ方がたまらないのよ。次号もこんな風に、甘さの下に潜むドロっとした感情をじっくり味わわせてほしいわね。

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