荒らし配信者とドS弁護士

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荒らし配信者とドS弁護士

発売日: 2026/08/21 | 著者: 東野裕

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蓮

……これは、構造的に見てかなり「来る」作品です。荒らし配信者と弁護士という、相反する存在の交差点から始まる物語。執着とこじらせの関係性が、文学的にどう転がるのか、もう気になって仕方ないんですけど……。

傷を舐め合うわけではない、歪な共存の始まり

推しVチューバーに裏切られた青年・村瀬は、悪質Vチューバーと戦う荒らし配信者『れいど』として活動しています。ネット上で正義を気取る自分と、現実で傷つく自分。その二面性を抱えた夜に、敵対リスナーから暴行されかけるという危機が訪れます。

そこで救いの手を差し伸べるのが、弁護士の三間坂。助けられただけでも運命的なのに、その後の介抱が「甘く触れられ」る展開へ。傷だらけの身体に触れる指先が、痛みではなく快感へと変換されていく描写は、まさに官能的です。

「執着系隠れS×こじらせピュア陰キャ」という関係性の非対称さが、物語の緊張感を生み出しています。荒らし配信者として牙を剥く村瀬が、三間坂の前では「身を委ねる」しかない。この力関係の逆転と依存が、いびつで刺激的なラブストーリーを紡いでいくのでしょう。

蓮

荒らし配信者って、ネットでは強気なのに現実では……っていうギャップがもう。で、そこに現れたドS弁護士が「介抱」って名目で触れてくるわけですよ。執着系って単語だけで僕の研究心が刺激される……これは沼です。

キャラクターの魅力と関係性

村瀬は「こじらせピュア陰キャ」と称される通り、推しに裏切られた傷を引きずりながらも、正義感から荒らし配信者として活動しています。ネットと現実のギャップに苦しむ繊細さと、それでも戦い続ける強さを併せ持つ人物です。

一方の三間坂は「執着系隠れS」。弁護士という社会的地位を持ちながら、表向きの穏やかさの裏に強い独占欲を秘めていることが示唆されています。助けた村瀬に対して「介抱」という形で身体に触れる行為は、その隠れたS気質が垣間見える瞬間でしょう。

この二人の関係性は、単なる「助ける側/助けられる側」に留まりません。荒らし配信者として誰かを攻撃してきた村瀬が、初めて「守られる」立場になる。そして三間坂は、その傷ついた身体に触れながら、村瀬の内側に踏み込んでいく。支配と服従が交錯する、複雑な心理の応酬がここにはあります。

蓮

「介抱」って単語をここまで艶めかしく使ってくるタイトル、初めてです。傷だらけの身体に「甘く触れられ」て「高まる快感」……これ、もう文学的には「救済」と「征服」の二重構造ですよね。僕のノートが追いつかない。

Q. 荒らし配信者と弁護士はどう出会うのか?

A. 村瀬が敵対リスナーに襲われ、暴行されかけた夜に、弁護士の三間坂がその場に居合わせて救われます。偶然の出会いではなく、三間坂の行動がきっかけで二人の関係が始まる構造です。

Q. 作品のジャンルと収録情報は?

A. BL漫画です。雑誌『ihr HertZ』2025年11月号〜2026年5月号に掲載された作品に、描き下ろしマンガ1Pを追加した内容となっています。

Q. 「いびつで刺激的」とは具体的にどのような意味か?

A. 「執着系隠れS」の三間坂と「こじらせピュア陰キャ」の村瀬という、正反対の性質を持つ二人の関係性を指しています。支配と服従、保護と依存が絡み合う、通常の恋愛とは異なる形の愛情が描かれることを示唆しています。

蓮

「こういう作品を待っていた」……これに尽きます。荒らし配信者という現代的なテーマを、執着系の関係性に落とし込む構造美。傷を舐め合うのではなく、傷を抱えた者同士がどう交わるのか。描き下ろし1Pの存在も、本編後の関係性を期待させる。いや、これはもう研究対象としても、一個人の嗜好としても、完璧な出会いです。
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