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「守る」と「愛する」が重なる瞬間——聖女と騎士団長のすれ違いラブ
突如として『聖女』の力に目覚めたオーロラ。国から認められた男性との結婚が義務として課せられ、密かに想いを寄せる育ての親・フェリクスへの恋心を封印して、お見合いの席に臨むことになります。しかし、そこへ颯爽と現れたフェリクスが場をかき乱し、事態は一気に急転。彼の口から飛び出した「オーロラの夫には、すべてにおいて俺より上の男しか認めねぇから」という宣言に、心臓が止まるかと思いました。
国一番の美男子で誉れ高い騎士団長であるフェリクスに、敵う男が存在するはずもなく——結果的に望まぬ結婚は阻止される流れに。しかも「何があってもお前を守ってやる」と優しく微笑まれたら、もうオーロラの心が甘く疼くのも当然ですよね。互いを大切に想うが故にすれ違ってしまう二人の恋の行方に、ページをめくる手が止まらなくなりそうです。
不器用なほどまっすぐ——二人の想いが交差するとき
オーロラは、自分のことを「凡人だったはず」と認識している普通の女性。ですが聖女として認定されたことで、突然結婚という人生の岐路に立たされます。密かに焦がれていたフェリクスへの恋心を「蓋をし」て、お見合いに臨む健気さがもう泣ける。自分の気持ちを殺して、国に従おうとする姿に胸が締め付けられます。
一方のフェリクスは、育ての親という立場でありながら、オーロラの結婚を阻止するために乱入するという破天荒ぶり。騎士団長としての誇りと、オーロラへの想いの間で揺れ動きながらも、最終的には「守る」という形で愛を示す男らしさが最高です。彼の宣言は、単なる独占欲ではなく、オーロラの幸せを誰よりも考えているからこそ出た言葉。すべてにおいて自分より上の男でなければ認めない、という条件が、逆に「俺が一番ふさわしい」という暗黙のメッセージにしか聞こえないのがツボすぎます。
「守る」という言葉に込められた、それ以上の想い
この一言に、フェリクスのすべてが詰まっていると感じます。表面上は「保護者として」オーロラの結婚相手を厳しく審査しているように見えて、実際は「俺より上の男なんていない」という絶対的な自信と、「だから俺が夫になるしかない」という暗黙の宣言。騎士団長としての実力も、容姿も、誰もが認める存在である彼だからこそ言える言葉であり、同時にオーロラへの深い想いがにじみ出ているセリフです。
オーロラはこの言葉を聞いて、自分の恋心を封印したことを後悔するのではないでしょうか。フェリクスの言葉に「心は甘く疼く」とあるように、彼女の中の抑えていた感情が一気に溢れ出す瞬間が目に浮かびます。互いを大切に想うが故にすれ違ってきた二人が、このお見合い騒動をきっかけに、ようやく本音に向き合えるようになる——そんな希望を感じさせる名シーンです。
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