眠り姫を起こしたのは王子ではなく百年執着した魔王でした 2巻

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眠り姫を起こしたのは王子ではなく百年執着した魔王でした 2巻

発売日: 2026/08/25 | 著者: 鷹司みか

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紫苑

……解釈一致。これは神。眠り姫を起こすのが王子じゃなくて、百年執着した魔王。この時点で、もう私の好みを的確に射抜いてる。

百年の眠りと、魔王の執着が交差する場所

誰からも愛される姫ロゼリアと、魔王ジクルド。物語は、純粋で優しい姫が魔王とも分け隔てなく接するところから始まる。この出会いが、後の百年にわたる執着の種になっていると考えると、冒頭から目が離せない。

ロゼリアの成人を機に決まった政略結婚。その儀式の最中、どこからともなく茨が伸び、ジクルド以外の全員が深い眠りについてしまう。王子様ではなく、魔王が姫を眠らせた。この展開だけで、彼の独占欲の強さと手段の重さが如実に伝わってくる。

そして百年後。目覚めたロゼリアの前に現れたのは、迎えの王子ではなく「やっと手に入れた」と囁く魔王。彼にとっての百年が、どれほどの渇望と執着で満ちていたのか。その重さを想像するだけで、この作品の関係性の深さに心臓が痛くなる。

紫苑

全員眠らせて百年待つって、どれだけの執着だよ。……もう、これだけでお腹いっぱい。でも、まだ2巻。この先の重さが怖い。

キャラクターの魅力と関係性

ヒロインのロゼリアは、誰とでも分け隔てなく接する優しく純粋な姫。そんな彼女だからこそ、魔王ジクルドに対しても特別視せずに接したのだろう。その無防備な優しさが、孤独な魔王の心に深く刺さったに違いない。

対する魔王ジクルドは、百年の眠りという途方もない時間をかけてでも、ロゼリアを自分のものにしようとする。彼が政略結婚の場を壊したのは、愛ゆえか、それともただの所有欲か。その境界線が曖昧なところが、この作品の関係性の醍醐味だ。

「やっと手に入れた」という彼の言葉は、ロゼリアへの想いが百年間も消えなかった証左。目覚めた彼女が、この執着をどう受け止めるのか。恐怖か、困惑か、それとも――。魔王の一途さと歪さが同居した関係性の行方は、続巻を読むまで予断を許さない。

紫苑

純粋な姫×百年執着の魔王。この対比がもう完璧。彼女がどう気づくのか、その過程をじっくり見せてほしい。

見どころ

  • 「茨」に込められた独占欲:政略結婚の儀式を、茨で無理やり止める魔王の行動は、彼の執着心を視覚的に表現している。眠り姫を「守る」のではなく「奪う」ための茨というのが、この作品のテーマを象徴している。
  • 百年の時間差が生む感情の重さ:ロゼリアにとっては一瞬の出来事でも、ジクルドにとっては百年の待望。この認識のズレが、目覚めた後の二人の関係性にどう影響するのかが見どころ。彼女の戸惑いと、彼の溢れ出る想いの温度差に注目。
  • 「やっと手に入れた」の一言:目覚めた姫への第一声。王子様の「お迎えに上がりました」とは真逆の、所有と渇望に満ちたこの言葉。この一言で、彼の百年間の感情がすべて伝わってくる。

こんな人におすすめ

  • ✅ 王子様ではなく、あえて「魔王」に姫を奪われたい方。王道を外した展開に心躍る。
  • ✅ 長い時間をかけて想いを募らせる執着系の関係性が好きな方。
  • ✅ 優しく純粋なヒロインが、歪んだ愛に囚われていく過程をじっくり味わいたい方。
紫苑

2巻でこの重さ。まだ序盤だと思うと、この先の展開が本当に楽しみ。彼の執着が愛に変わっていくのか、それとも……。私はこの魔王を信じたい。だって、百年待つ執着は、きっと一途と表裏一体だから。
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