📖 らぶカル BL漫画
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孤独な中年男を巡る、二つの「執着」の物語
冴えない孤独中年男・穂には、コスオナ趣味がある。彼の性活を覗くストーカーがいるにもかかわらず、穂はいつの間にかそのストーカーに惹かれていたという、歪な関係性から物語は始まります。危険を感じつつも近づこうとする行動が、穂の孤独の深さを感じさせます。
ストーカーとの接触によって危険な目に遭い、家を離れ転々とする穂。その日々に疲れ、行きつけの居酒屋の店主・大知に相談を持ちかけるところから、物語は大きく動き出します。穂にとって「芳賀」は週1の楽しみの場であり、大知は唯一心を許せる存在だったのかもしれません。
しかし、穂はそんな大知と「いい雰囲気」になりながらも、何か引っかかる様子を見せるー。26歳の明るい店主と、危険なストーカー。二つの「執着」の狭間で揺れる穂の感情が、この作品の核であり、最も見どころのある部分だと感じます。
キャラクターの魅力と関係性の罠
受である田畑穂は50歳。冴えない孤独中年男であり、コスオナ趣味を持つという、どこか哀愁と生々しさを感じさせるキャラクターです。趣味を持つことで日々の孤独を紛らわせていた彼が、よりによって「ストーカー」という最も危険な存在に惹かれてしまう心理が、切なくも情感豊かに描かれそうです。
攻め候補である芳賀大知は26歳。穂が足繁く通う居酒屋の明るい店主で、年の差があります。穂が唯一「楽しみ」と表現する場所の主である大知は、穂にとって特別な存在であることは間違いありません。しかし「何か引っかかる様子」という描写が、単なるいい人ではない可能性を示唆しています。
そしてもう一人の攻め候補、ストーカー。穂の性活を覗くという行為からは、異常なまでの執着心が感じられます。穂が危険を顧みず近づこうとしたという事実は、彼がそれほどまでに何かに飢えていた証拠でしょう。穂、大知、ストーカーの三者が織りなす関係性が、どのように交錯していくのか。年下攻めの気配と執着の重さが、この作品の魅力を確実に押し上げています。
「いい雰囲気」の裏にある、伏線の匂い
この一文は、単なる関係性の進展を示すものではなく、この作品全体を象徴する重要な伏線です。大知との「いい雰囲気」は、穂が孤独から解放される希望のように見えます。しかし、同時に「引っかかる様子」という表現が、読者に不安と期待を抱かせます。
穂のこの引っかかりが、大知自身の秘密から来るものなのか、それともまだストーカーへの未練があるからなのか。あらすじには明確に書かれていませんが、この一言があることで、穂と大知の関係が単純な恋愛に発展しないことが暗示されています。ここに、執着攻めと年下攻めの要素が絡み合う、重厚な人間ドラマの予感がします。