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発売日: 2026/09/10 | 著者: うみのくらげ / 茉莉花
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あらら……最悪な別れ方をした相手が、まさか憧れのパティシエだったなんて。これは運命の悪戯というより、執着の始まりを予感させるわね。
顔も知らない憧れが、最も近い存在だった——運命の再会が紡ぐ甘く危険な大人の恋
製菓会社でコンビニスイーツを企画するサチは、フランスでの研修中に迷子になったところを、同じツアーに参加していた日本人男性ゼンに助けられる。互いの職業を知らないまま意気投合し、甘い夜を共にした二人。しかし仕事論で激しくぶつかり、喧嘩のまま帰国してしまう。もう二度と会うことはないと思っていた——それが、展示会で偶然の再会を果たすのだ。
そこで判明するゼンの正体が、サチが以前から注目していた人気店のオーナーパティシエ。しかも「モテすぎて顔を出せない」という異色の経歴を持つ男。「俺のケーキで幸せにしたい」「身も心もとろけさせたい」——その言葉の裏に、どれほどの執着が潜んでいるのか。
顔出しNGという設定が、ゼンの人物像に深みを与えている。顔を見せないまま名声を築いてきた男が、かつて夜を共にした女性の前に素顔を晒す瞬間。それは単なる再会劇ではなく、隠していた本当の自分を見せる覚悟の表れなのだろう。サチの「憧れ」と「最悪な別れ」という相反する記憶が、再会によってどう塗り替えられていくのか——そこに惹かれるわ。
仕事論でぶつかって喧嘩別れってところがもう大人よね。ピュアなすれ違いじゃなくて、互いの信念がぶつかった結果なのがいい。そこからの再会で、立場が逆転してるのがたまらないわ。
見どころ
- 「顔出しNG」のパティシエという設定が生む緊張感:モテすぎて顔を出せない男が、かつて関係を持った女性にだけ素顔を見せる。その特別感が、物語全体を支配する独占欲の伏線になっている。彼がなぜ顔を隠すのか、サチにだけ何を見せるのか——公開情報だけでもその構図に心臓が騒ぐ。
- 職種ゆえの対立と共鳴:コンビニスイーツ開発担当と天才パティシエ。同じ「スイーツ」の世界にいながら、立場も哲学も異なる二人が仕事論で激突した過去を持つ。再会後、プロフェッショナルとして向き合う中で、互いの価値観がどう変化していくのか。仕事と恋愛が交差するからこそ、甘さに奥行きが生まれるのだと思う。
- 「今度こそ絶対に離さない」という宣言の重み:あらすじ冒頭に掲げられたこの言葉。一度は喧嘩別れした相手への執着とも取れるし、後悔の裏返しとも取れる。再会を「偶然」と笑うゼンの本心がどこにあるのか——彼の行動の一つ一つに、離さないという意志が滲むのだろう。身も心もとろけさせたい、という言葉の官能性も、ただの甘言ではないはず。
こんな人におすすめ
- ✅ 一度は終わった関係が、偶然の再会で違う形に燃え上がる「再会もの」の醍醐味を味わいたい方
- ✅ 顔を見せないミステリアスな男が、特定の相手にだけ素顔と本心を曝け出す展開に弱い方
- ✅ スイーツという甘いモチーフの裏に潜む、大人の執着と独占欲を楽しみたい方
喧嘩別れした相手と再会して、しかも相手が自分にとって憧れの存在だった——この状況だけでお腹いっぱいになりそうなのに、そこに「離さない」が重なるんだもの。わかりみが深い……というか、こういうのを待ってたのよ。サチがゼンのケーキに込めた想いを知ったとき、どんな顔をするのか。私、それを想像しただけで夜更かしが捗りそうだわ。





