📝 らぶカル TL小説
発売日: 2026/09/12 | 著者: ルクラ | イラスト: むぼすけ | サークル: ルクラのTL図書館 | 410P
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待って、タイトルで既に心持ってかれた。朝も昼も夜もって、それ一日中じゃん。しかも410P、11万文字。タイトルだけで作者さんの本気度が伝わってくる。あたしこの時点で語彙が溶け始めてる。
嫌いな男との結婚から始まる、執着と溺愛の物語
本作は、伯爵令嬢である主人公が、父の抱えた負債のせいで大嫌いな商人セオドアと結婚することになる、という設定から始まるTL小説です。主人公には名前と容姿の描写がなく、読み手がそのまま重なれるネームレス夢小説の形式で書かれています。文庫本サイズで約11.2万字、たっぷりと読み応えのあるボリュームです。
セオドアは三十歳で、国一番の商会を束ねる会長。顔もスタイルも仕事も良く、本来なら誰もが振り返るような男です。ところが主人公の前では、目が合うだけで口元が緩み、涎を垂らしてしまう。瞳孔が開いてしまう。そんな「残念なイケメン」ぶりが、あらすじの時点で生々しく提示されています。
一方の主人公は二十二歳。嫌なことは嫌とはっきり口に出す強気な性格で、結婚適齢期が近づく中でも変態に付き纏われて婚約者を作れずにいます。そんな二人が、負債という逃れられない事情で結ばれる。嫌悪から始まる関係が、どのように転がっていくのか。あらすじからは、その振れ幅の大きさだけが静かに予感されます。
「あなたの全てが知りたいのでトイレまで着いて来る」これ序盤で禁止されるの、逆に良い。禁止されても止まらないんだろうな…って確信がある。涎を垂らす会長、想像するだけで情緒が忙しい。
見どころ
- 嫌悪と溺愛の落差:主人公はセオドアを気持ち悪いと嫌っている。けれどセオドア側は、主人公を見ているだけで瞳孔が開くほどの愛情を向けている。この一方通行に見える温度差が、物語の中でどう揺れ動いていくのか。嫌いから始まる関係だからこそ、心が動く瞬間の重みが際立ちます。
- 「深い愛情で包み込む」という矛盾:あらすじには、変態で気持ち悪いけれど深い愛情で包み込んでくれる、とあります。主人公を知り尽くした男が美味しいご飯と快適な暮らしを提供する。執着と献身が同居するこの矛盾が、セオドアという人物の核になっています。
- 圧倒的なプレイ描写の濃密さ:あらすじで示されるプレイ内容は、クンニをはじめとして非常に多岐にわたります。擬音たっぷり、喘ぎたっぷりという作風の宣言どおり、濃密な場面が続く構成。しつこすぎる、というタイトルの言葉がそのまま本文の熱量を予告しています。
こんな人におすすめ
- ✅ 執着される側の「嫌い」から始まる関係性が、どうほどけていくのかを見届けたい方。
- ✅ 主人公に名前や容姿の描写がなく、自分を重ねて読み進められる夢小説形式を楽しみたい方。
- ✅ 圧倒的なボリュームで、濃密な描写とハッピーエンドまで一気に読み切りたい方。
11万文字って、覚悟がいる量。でもタイトルとあらすじの時点で「これは読み切ったら何かが変わるやつだ」って確信してる。セオドアの涎とか瞳孔の描写だけで、もう作者さんの筆が熱いのが伝わる。嫌いな相手にここまで執着される物語、刺さる人にはとことん刺さる。あたしは刺さってる側です。読む前から感想文が書きたい。





