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消えた呪いの印が、執着の再点火になる物語
神社の息子であり、祟り蛇の半神と畏れられる律。彼にとって幼馴染みの夏希は、ただの友人ではない特別な存在でした。ずっと一緒にいたい、自分だけを見ていてほしい。その幼い願いが、律自身の手で「呪い」という形になって夏希を縛っていたのです。
ところが、首筋にあったその印は薄れ、消えてしまいます。呪いが解けたことで、夏希は大学入学を機に、秘めていた想いごと律から離れようとします。身を引くという選択は、相手を思ってのことでしょう。けれど律がそれを許すはずもありません。
「可哀想な夏希、こんな化け物に好かれちゃって。でも──離さないよ」。この言葉が示すのは、呪いという外的な力に頼らずとも、律自身の執着だけで夏希を繋ぎ止めようとする意志です。絡みつく執着が夏希を呑み込んでいく、祟り蛇神の生まれ変わりと幼馴染みの底なしの関係が描かれます。
Q. 律と夏希はどんな関係なのですか?
A. 幼馴染み同士です。律は神社の息子で、祟り蛇の半神と畏れられる存在。夏希はそんな律にとって特別な相手で、幼い頃からずっと一緒にいたいと願っていました。律は自分だけを見てほしいという思いから、夏希に「呪い」をかけて縛っていた過去があります。現在は大学入学を機に、夏希が秘めた想いごと身を引こうとしている状況です。
Q. 夏希の首筋の印はどうなったのですか?
A. かつて幼い律が犯した過ちによる「呪い」として、夏希の首筋には印がありました。しかし物語の時点では、その印は薄れ、消えてしまっています。あらすじでは、その印が消えたことと、夏希が大学入学を機に身を引こうとすることが並べて語られています。印の消失と夏希の決意の間に直接の因果があるとは明言されていませんが、呪いが弱まった状態で物語が動き出すことは確かです。
Q. 律は夏希を離すのでしょうか?
A. 離しません。「律がそれを許すはずもなかった」とあり、さらに「可哀想な夏希、こんな化け物に好かれちゃって。でも──離さないよ」という律の言葉が示されています。呪いという外的な縛りが薄れた後も、律は自分の執着によって夏希を繋ぎ止めようとします。絡みつく執着が夏希を呑み込んでいく、というのがこの作品の中心にある関係性です。




