🎧 らぶカル TL/乙女ボイス
発売日: 2026/09/19 | シナリオ: 蒼凪美郷 | イラスト: 北宮みつゆき | サークル: Sacrifice | 声優(CV): 初時チェリー | 声優(CV): 初時チェリー | 7本
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「私に、しておきませんか?」──この一言だけで、もう夜更かし確定よね。冒頭から心を持っていかれました。
その優しさ、本当に「優しさ」ですか?
本作は、30歳の主人公が大学時代に想いを寄せていた救命医・早瀬亮介と、上司の搬送先の病院で再会するところから始まる音声作品です。当時、早瀬は主人公を徹底的に避けていたため、彼女はその片想いを「なかったこと」にしていました。しかし再会した早瀬は、恋人の体調を気にかけない主人公の現状を静かに見抜き、送り届けるという形で距離を詰めていきます。
早瀬は33歳の救急救命医。冷静で言葉は穏やか、なのに奥底には圧倒的な支配欲を秘めていると紹介されています。「人の命は儚い」と知る立場だからこそ、惹かれた相手は決して逃がさない主義だそうで。この設定だけで、彼の優しさがどこか一線を越えている予感がして、私はもう冒頭から落ち着かない気持ちになりました。
トラックは全7本、約100分。再会から始まり、送迎、そして「流されたことにしていい」という言葉を境に関係が動き出します。翌朝には「そんなに彼と結婚したいんですか? なぜ? ──私に、しておきませんか?」という、あらすじにも大きく掲げられた核心の問いが飛び出す構成です。別れを告げても最後にもう一度と引き寄せられ、連絡先を消せるかと問われる場面まで、静かに追い詰められていく流れが丁寧に積まれています。
「避けていた理由が支配欲を恐れて」って……その時点で執着の質が只事じゃないのよね。穏やかな声で言われたら、抗えない気がするわ。
見どころ
- 優しさの裏にある支配欲の設計:早瀬は「恋人以上に大切な命はありません」「世界で一番、君を大切にします」と穏やかに語る一方で、奥底に圧倒的な支配欲を秘めた人物として描かれます。この二面性が、単なる再会ものでは終わらない空気を作っています。
- 「流されたことにしていい」という逃げ道の残酷さ:罪悪感を抱える主人公に、早瀬は逃げ道を差し出します。けれどそれは、彼女を手放さないための布石に見えるのよね。言葉の甘さの下に執着が透けて見える構成が巧みです。
- 連絡先を消せるかという問い:終盤、早瀬は「今ここで、私の連絡先をすべて消すことができますか?」と問いかけます。別れ話のはずが、答えを急かされる形に反転していく流れは、まさに支配の完成形。ここが本作の白眉だと私は睨んでいます。
こんな人におすすめ
- ✅ 大人の再会もので、相手の「優しさ」がどこか危うい作品を探している方。
- ✅ 結婚に煮え切らない恋人との関係に、静かにストレスを感じた経験のある方。
- ✅ 「逃がさない」という執着を、叫びではなく穏やかな声で表現してほしい方。
恋人の煮え切らなさにモヤモヤする気持ち、わかりみが深い……。そこに颯爽と現れるかつての想い人、しかも「私に、しておきませんか?」ですよ。これは心が揺れるに決まってるのよね。初時チェリー様の声で、この穏やかなのに逃がさない温度をどう演じるのか、想像しただけで夜が楽しみすぎます。KU100収録というのも、囁きの距離感に期待が膨らむわ。





