🎧 らぶカル TL/乙女ボイス
発売日: 2026/09/23 | シナリオ: 焼き討ちベーコン | イラスト: 下野圭 | サークル: しらまっと | 声優(CV): いなりうづき | 声優(CV): いなりうづき | 5本
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スイミングインストラクター、元日本代表候補、しかも大型犬系……なのにコンプレックスを抱えてキスより先に進めない。この設定だけで、もう静かに胸がざわつくのよね。
「大きすぎる」がふたりの距離を遠ざけていた、その理由
本作の主人公は、スポーツジムで子供向けスイミングスクールのインストラクターをしている如月裕真(24)。学生時代は日本代表強化選手にまで選ばれた経歴を持ちながら、度重なるオーバートレーニングで肩を傷め、選手活動を引退した過去があります。さわやかで人懐っこく、大型犬のような印象の人物。しかし趣味は読書で図書館に通うという、外見とのギャップも持ち合わせています。
物語は、同じジムに勤務する彼から告白され、付き合うところから始まります。久しぶりの恋愛に浮かれるあなた。ところが、なぜかキスより先に進めない。悩んだあなたが胸の内を打ち明けると、裕真は慌ててある「理由」を話し出します。それは、彼が長年抱えてきたコンプレックスにまつわるものでした。
過去に付き合った女性とも、そのことが原因で関係がうまくいかなかった経験を持つ裕真。相手を傷つけてしまうかもしれないという恐れから、なかなか一歩を踏み出せずにいました。性欲は強いのに、大事な人を想うあまり動けない。その不器用さが、物語全体の温度を決めているのよね。
「他の人よりちょっと大きいみたいでさ」——この告白の言い方、すごく裕真らしい。大袈裟に言わない、でも隠しきれない。この不器用さがもう、たまらなく愛おしいのよ。
見どころ
- 告白から半年間、進まなかった関係の重み:トラック1の告白(7:47)からトラック2(43:10)までの間に、約半年という時間が流れています。この「進めなかった期間」が長いほど、打ち明けたあとの解放感が効いてくる。焦らしではなく、誠実さの裏返しとしての停滞なのよね。
- 肩の手術を決めた理由が「あなた」であること:トラック3で裕真は、選手時代に負った肩の怪我を手術で治す決断をします。「君が背中を押してくれたから」というタイトルが示す通り、彼を前に動かしたのはあなたの存在。恋愛が人生の停滞をほどいていく、その過程が丁寧に描かれています。
- 「お返し」という言葉に込められた主導権の変化:トラック4の「お返し、するって言ったでしょ?」というセリフ。病院でお世話になった側が、退院後に向き合う側へ変わる。受け身だった裕真が、あなたを気持ちよくしたいと自ら動き出す。この立場の反転が、後半の甘さをより深いものにしているのよね。
こんな人におすすめ
- ✅ 相手を大切にするあまり踏み出せない、という不器用な誠実さに弱い方
- ✅ コンプレックスを抱えた相手が、あなたとの関係で少しずつほどけていく過程を丁寧に味わいたい方
- ✅ バイノーラル収録の音声作品で、耳元の距離感そのものを楽しみたい方
正直に言うわね。私、こういう「大きすぎて怖い」って理由で止まってた男の人が、好きな人のために一歩踏み出す話にめっぽう弱いのよ。しかもそれが、自分のためじゃなく「君が背中を押してくれたから」っていう。……ずるいわ、こんなの。イヤホンで聴いたら、たぶん深夜にひとりで天井見ながら余韻に浸ることになるやつ。1時間51分、覚悟して臨んでほしいのよね。





