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幸せの絶頂で訪れる「怖さ」——恋愛の逆説を描く再会BL
本作は、会社員のミヤが学生時代にたった一度関係を持った相手・湊介と再会し、付き合い始めるところから物語が動き出します。湊介はミヤを追いかけて転社までしてきたという、行動力と一途さを併せ持つ人物。ミヤはそんな湊介に身も心も絆されまくりの日々を送ることになります。
注目したいのは、二人の関係が順調であるほど物語の焦点が「幸福そのもの」ではなく「幸福への恐れ」に移っていく点です。湊介から同棲を提案され、普段から半同棲状態だったミヤが即答できない。断る理由はないはずなのに、頭をよぎるのは「いつか来るかもしれない終わり」への恐怖。この心理の捻れが、本作の中心に据えられています。
恋愛漫画において、障害が「外部」ではなく「内面」に置かれるとき、物語は一気に繊細になります。相手を信じられないのではない、幸せを信じきれない。湊介の一途さが強固であるほど、ミヤの中の恐怖はむしろ鮮明になる。この構図が、単なる甘いだけではない読み応えを生んでいます。
Q. ミヤと湊介はどのような関係から始まるのですか?
A. 学生時代に「たった一度の忘れられないセックス」を経験した相手同士です。その後、再会を機に付き合い始めるという流れになっています。単なる再会ではなく、身体的関係の記憶が二人の間に先在している点が、物語の出発点として特徴的です。湊介はミヤを追いかけて転社までしており、再会後の関係には湊介の強い意思が反映されています。
Q. 同棲の提案に対してミヤが即答できなかった理由は?
A. 普段から湊介の家に入り浸り、半同棲生活を送っていたため、断る理由はないはずでした。しかしミヤは、いつか来るかもしれない「終わり」が辛くなることを恐れたのです。幸せな状況の中でそう考えるのはおかしいはずだという自覚がありながらも、恐怖心は消えません。幸福と恐怖が同居する心理状態が、あらすじの中心として描かれています。
Q. 湊介のミヤに対する行動原理はどのように描かれていますか?
A. 湊介はミヤを追いかけて転社までしており、再会後は付き合い始めるに至ります。ミヤが「身も心も絆されまくりの日々」と表現されるほど、湊介の働きかけは関係性の形成に強く影響しています。同棲の提案もその延長線上にあり、湊介の一貫した姿勢がうかがえます。あらすじからは、湊介が自らの意思で行動し続ける人物であることが読み取れます。





