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今月のワンダフルは「関係性の途中」を突いてくる4本立て
「新ワンダフルBoy’s Vol.104」は、BL漫画の新刊として今月届く一冊です。収録されているのは「その顔に弱い2」「流されるままにイッちゃって!!2」「白い花束を君に7」「リーガル&ドッグ・パラドックス2」の4作品。いずれも前巻からの続きもので、キャラクター同士の関係が動き出す過程が丁寧に描かれています。
「その顔に弱い」では、桜井から「つきあって」と言われた蓮見が「友だちから」と返事をしたところから物語が進みます。人気者の桜井に女子たちの視線が集まる中、蓮見は仲良くしているところを見られたくなくて距離を取ろうとする。告白を受けた側の葛藤が軸になっているんですね。
「流されるままにイッちゃって!!」は、海でギャル男・智也と一線を越えてしまった凌太が、その後も街中で待ち合わせをする関係に。つきあってもいない、友だちとも言い切れない。セフレなのか何なのか、答えの出ない関係に揺れる凌太の心情が描かれます。
「白い花束を君に」はラインハルトとナナの航海がついにナナの村がある大陸へ到着。上陸後、村へ近づいたところで崖上から矢が放たれ、何者かに囲まれてしまう。冒険の緊張感が一気に高まる展開です。
「リーガル&ドッグ・パラドックス」は、津城の性欲解消相手として呼び出される梨澤の話。OFFモードの津城は甘えてくっつきたがるのに、翌日にはクールに戻ってしまう。その落差に梨澤がメロメロになりながらも振り回される様子が描かれています。
「今の俺たちって、つきあってもないし、友だち…? セフレ…?」——関係の輪郭がぼやけた瞬間
この一文が刺さるのは、凌太が相手を嫌いだから迷っているわけではないからです。智也との間に起きた出来事は事実としてあって、その後も会う約束をしている。なのに、それを何と呼べばいいのかわからない。名前がないまま続いていく時間の居心地の悪さが、この短い自問に凝縮されています。
「セフレ…?」の後に続く「だが…」にも、答えを出しきれない凌太の揺れが滲みます。関係を定義したいのに定義できない。むしろ定義した瞬間に何かが壊れそうで、踏み込めない。そういう手触りが、あらすじの数行から伝わってきます。





