📝 DMM.com TL小説
発売日: 2026/10/13 | 著者: 桜百合 / 天領寺セナ
▶ 『醜いと言われて婚約破棄された侯爵令嬢ですが、狂犬公爵様に溺愛されて幸せです』の試し読み・お得なセール状況をチェック!
痣のせいで「醜い」と言われて婚約破棄、からの狂犬公爵……この出だしだけで、もう私の心は持っていかれました。静かに溺れていく予感がするのよね。
目次
「醜い」と捨てられた令嬢と、狂犬と呼ばれる公爵の結婚
侯爵令嬢のオデットは、胸元にある痣を理由に婚約者である第二王子のロイから「醜い」と告げられ、婚約破棄されてしまいます。さらにロイはオデットの妹ロゼッタとの浮気関係を暴露したうえ、オデットへ新たな結婚相手としてグランドール公爵のカイルを紹介します。彼は騎士団長でもあり、大きな体と険しい表情、全身の傷跡から「狂犬公爵」の異名で知られる人物です。
婚約破棄した相手に次の縁談を押し付けてくる王子、その神経がもう怖いのよ。でもそこから始まるのがいいのよね……。
「狂犬公爵」の異名の裏にある、隠された優しさ
恐れられる異名とは裏腹に、カイルはオデットに対して隠された優しさを見せます。その姿に触れたオデットは、いつしか彼へ恋心を抱くようになります。外見や評判ではなく、実際に接した相手の中身を見て惹かれていく——この流れが本作の中心にあります。
胸元の痣が「幸福の証」だったとき、物語は動き出す
実はオデットの胸元の痣は幸福の証であり、彼女はその痣の恩恵をカイルのために使いたいと願い、公爵家へ嫁ぐことを決めます。ここで注目したいのは、婚約破棄の原因だった痣が、物語の鍵へと反転する点です。オデット自身の意思でカイルのもとへ進む選択をする構図になっています。
痣が幸福の証って……最初にそれを「醜い」と決めつけた人間の言葉が、どれだけ浅かったか。この反転は、読み手としてじわじわ効いてくるわ。
復縁を望むロイが、二人の前に立ちはだかる
カイルとの結婚を決めたオデットのもとへ、復縁を望むロイが邪魔をし始めます。一度捨てた相手を手放さない王子と、オデットを守ろうとするカイル。この対比が、物語の緊張感を生んでいます。
捨てた側が後から手放さなくなる。この身勝手さ、わかりみが深い……って言いたくなるわね。現実にはいてほしくないけど、物語の中では見ていたいのよ。
こんな読者に届く作品です
- 婚約破棄から始まる関係性に惹かれる方
- 恐れられる相手の内側にある優しさを描いた物語を読みたい方
- 令嬢と公爵という身分差のある二人の距離が縮まる過程を楽しみたい方
- ヒロインを巡る元婚約者の妨害が絡む展開を求める方
深夜にひとりで、静かに読みたい一冊。甘さの下にある執着を拾いながら追いかけたいのよね。





